『FF7リバース』考察　終末の7秒前の意味とは　セフィロスの目的は星と自分を守ること（生きたい、助かりたい）　タイトルの意味も【FINAL FANTASY VII REBIRTH】【ファイナルファンタジーVII リバース】

ゲーム

2024.03.03

『FINAL FANTASY VII リメイクプロジェクト』三部作の2作目となるゲーム『ファイナルファンタジーVII リバース』の感想（レビュー）や考察記事です。

ストーリークリア済みエンディング等のネタバレがあり、次回最終作の予想も掲載。

今回は、セフィロスの言う「終末の7秒前」についてまとめました。

「終末の7秒前」とは何か、その意味は前作『FF7 リメイク』からはっきりと分かっていません。

『FF7 リメイク』では「お前の力が必要だ。ともに運命に抗ってみないか？」「終末の7秒前。だが　まだ間に合う。未来はおまえ次第だクラウド」とセフィロスがクラウドを誘っています。

セフィロスの言う「終末の7秒前」の意味は複数あり（予想）

①星の寿命があとわずか

神羅カンパニーが魔晄として使っている星の寿命が近い。ザックスの生存する世界⑥では六番魔晄炉が枯れていました。

②原作版の忘らるる都にてセフィロスに擬態したジェノバLifeが登場しエアリスを刀の正宗で刺すまでが7秒

リメイクプロジェクト作品では忘らるる都にてエアリスが死亡することで星が滅亡すると同時にセフィロスも死亡する世界があるため、死にたくないセフィロスはエアリスが生存する世界にリユニオンしたいのでしょう。

つまりエンディングまでエアリスを生存し続ければ星もセフィロスも生存することができるから、セフィロスは「がんばれクラウド」と言っているのかも。

③忘らるる都のBGM「星の声が聞こえる」をアレンジしたBGMの名前が「終末の7秒前」

②と同じ理由。

原作でのセフィロスの目的はジェノバと同じく星を破壊し食らうことでしたが、運命の壁を越えた先を描くリバースは「クラウド、セフィロス、そしてザックスの新たな物語」ですので、リメイクのラスボスで「終末の7秒前」と言ったセフィロスも運命の壁を越えて原作とは違って星を救う道を選んだのでしょう。

リバースでは黒色のフィーラーを引き連れてウェポン（原作にはいない名称不明の個体）と対峙するセフィロスが登場しますがこのセフィロスは原作に近い星を滅ぼそうと考えているセフィロス。

リバースのチャプター14で「運命の壁が壊れる時　新たな世界が生まれる」などと語っていたセフィロスは星を救おう道を選んだセフィロスと思われます。

汚いセフィロスと綺麗なセフィロスでしょうか？

つまり今の所原作通り進めば世界①では原作通り世界はホーリーやライフストリームで救われるのでしょう。

本作のチャプター14で忘らるる都にてセフィロスに擬態したジェノバLifeによってエアリスが死亡しました。

しかし、原作ではクラウドがエアリスを斬ろうとしたのを止めた後、セフィロスに擬態したジェノバLifeによってエアリスが殺されるのをクラウドは見ているだけでしたが、本作では違いクラウドがセフィロスの攻撃に抗っています。

ここで運命の壁が壊れて新たな世界②が生まれて、世界①ではエアリスが亡くなり、世界②ではエアリスが生存しました。

チャプター14でセフィロスが「祝福を　おまえに贈ろう」と言っていましたが、「祝福」＝「世界②」だとすればクラウドはセフィロスに感謝するべきでしょう。まぁ、原作とは違いクラウドがセフィロスの攻撃に抗ったのも②が生まれたのもクラウド自身の行動の結果でセフィロスの「祝福」とは違うと思いますが。

セフィロスが星を救おうとしていることは分かりましたが、その理由は実は前作『FF7 リメイク』で既に語られています。

エアリスが「セフィロスが大事なのは　星と自分　守るためなら　なんでもする」と説明しています。（本作のチャプター14でも描写されています。）　

簡単に言うと自分が助かりたい。原作版通りに物語が進むとクラウドに殺されるからです。（ついでに英雄になりたいとか？）

クラウドたちを妨害せず星の寿命を延ばすためにクラウド達を導いていると思われます。