『FINAL FANTASY VII リメイクプロジェクト』三部作の2作目となるゲーム『ファイナルファンタジーVII リバース』の感想(レビュー)考察記事です。
ストーリークリア済みエンディング等のネタバレがあり、次回最終作の予想も掲載。
運命の壁と多数の世界
運命の壁を越えた先を描く本作は「クラウド、セフィロス、そしてザックスの新たな物語」となっています。
リバースのチャプター14でのセフィロス曰く、「運命の壁が壊れる時 新たな世界が生まれる」とのこと(FF7リメイクでも運命の壁を越えました)
さらに「この星には 幾層もの世界があり 生み出された世界は あるもの続き あるものは すぐに消える」
「仮に長く続いても いつか消える」「消えた世界は ただ星に帰るだけ」「そして 星の命を繋ぐのだ」と語っています。
この通り、リメイク作品では新しい世界が生まれていて、本作『FF7 リバース』ではクラウドやザックスが運命の壁を壊したことで新しい世界が生まれています。
運命の壁が壊れて新たな世界が生まれた時には黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光が発生します。(もしかするとクラウドと対峙した時にセフィロスも運命の壁を壊したのかもしれませんが、クラウドが壊したことで発生した光なのかそれともセフィロスが壊したことで発生した光なのか分からない部分もあります)
そして、本作の忘らるる都でも運命の壁が壊れて新たな世界が生まれました。
後は別記事に詳細を掲載しますが、世界①でクラウドが眠った時に場面が切り替わりザックスの生存する世界③が描写されますが、その時にクラウドは世界③の自分の視点で世界③を見ることができます。
逆に魔晄中毒で意識が曖昧な世界③のクラウドが回復した場合は世界①や②のクラウドが昏睡状態になるのかも。
エアリス生存・死亡
エアリス死亡
『FINAL FANTASY VII リメイクプロジェクト』三部作の2作目となるゲーム『ファイナルファンタジーVII リバース』にて、原作と同じく忘らるる都でセフィロスに擬態したジェノバLifeの獄門によって串刺しとなったエアリスが死亡しました。
生存を希望していましたがストーリーの要となる部分は変更できなかったのでしょう。流血しているのもつらい。
エンディングでライフストリームの中にいるエアリスをレッドXIIIは感知。クラウドはエアリスが自分が救って生きているという幻覚を見ています。
実はこの展開、少しだけ原作版と違います。
・原作版での「エアリスは、もうしゃべらない もう…笑わない 泣かない…怒らない…」「指先がチリチリする。口の中はカラカラだ。目の奥が暑いんだ!」などのセリフをクラウドは言っているが意図的に無音になっている。理由は世界①②のどちらの出来事かプレイヤーに気づかせないため)
・原作版でのジェノバLifeを倒した後の水葬シーンが無い(実は行っているが世界①②のどちらの出来事かプレイヤーに気づかせないためカットしたと思われる)
・原作ではクラウドがエアリスを斬ろうとしたのを止めた後、セフィロスに擬態したジェノバLifeによってエアリスが殺されるのをクラウドは見ているだけでしたが、本作『FF7 リバース』では違いクラウドがセフィロスの攻撃に抗っている。
つまり、『FF7 リバース』は原作版とは違う世界ということになります。
では、いつ違う世界になったのかと言うと前作リメイクのラスボス前で運命の壁(運命の分かれ道)を越えた時です。
そして、本作『FF7 リバース』では忘らるる都へ入ろうとした時に星を破壊するためエアリスを殺そうと黒色のフィーラーがクラウド達に妨害(バレットはこれを運命の壁と言ったが恐らく誤解)してきたが、何故か3体の黒色のフィーラーが妨害を突破し運命の壁が出現(正体不明ですが前作でのフィーラー=ロッソ、フィーラー=ヴェルデ、フィーラー=ジャッロとは別と思われる)
最初にクラウドだけが突破して忘らるる都では2つの世界が存在しました。
今回エアリスが死亡した世界を世界①とします。
世界①は前作リメイクから続く世界で、原作に似た物語で進行。
エンディングは世界①でエアリスは死亡しました。
原作に似た物語で進行している世界①ですが、原作とは違って星が滅ぶ可能性もあります。(後述)
エアリス生存
クラウドがセフィロスの刀を弾いた後にセフィロスの刀が地面に刺さるのですがここではエアリスに刀・正宗が明らかに刺さっていませんが、ノイズが発生し刀の角度が変わり、エアリスの血が流れます。
クラウドがエアリスを斬るのを止めた後に世界が分岐したのを表現しています。
描写すると紛らわしいのかカットした可能性がありますが、エアリスが死亡した世界①ではクラウドは先述のようにセフィロスの攻撃に抗っておらずただ目の前でエアリスが殺されるのを見ているだけと思わます。(セフィロスがエアリスの身体から刀を引く抜きシーンは描写していますが)
では、クラウドがセフィロスの攻撃に抗っているシーンは何だったのか。
実はこのシーンはエアリスが生存するを世界②をクラウドが選択した、または選択したことでエアリスが生存する新しい世界②が生まれたことを表現しています。
クラウドがエアリスに接近する際に黒色と白色両方のフィーラーが入り乱れていたのは、この時点でエアリスが死亡した場合と生存した場合どちらの場合でも星が救われるか破滅するか星もジェノバも分からなかったです。
(別記事に詳細を掲載しますが白色のフィーラーはウェポンなどが引き連れているため星を守るために動いています。対して黒色のフィーラーはセフィロスやジェノバが引き連れているため星を破壊しようと動いています。)
『獄門』で急襲してきたセフィロスに擬態したジェノバLifeを発見したクラウドが武器をグッと握ったときに世界②のシーンがスタート。
この時に黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光が発生していることから、運命の壁が壊れて新たな世界…つまりエアリスが生存する世界が生まれました。
黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光は運命の壁が壊れて新たな世界が生まれた時に発生すると説明しましたが、星が救われる選択をした場合に出現すると予想します。(または、星が救われる+エアリスが生存する選択をした場合)(理由は下記の世界④『消失を受け入れた世界』で説明します。)
そうすると、原作に似た物語で進行している世界①が、原作とは違って星が滅ぶということになります。
セフィロスが『獄門』で登場してからエアリスが目を覚ますまでのシーンの世界①と②の切り替わりを順番にまとめ
※矢印で世界が切り替わります
クラウド視点だとノイズが発生し、ノイズが発生すると世界①に切り替わる
世界①ではエアリスは死亡
世界②ではエアリスは生存
世界① セフィロスが『獄門』でエアリスを刺そうとする
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世界② クラウドが武器をグッと握ったときに世界②に切り替わる
クラウドがセフィロスの刀を弾いた後にセフィロスの刀が地面に刺さる
エアリスに刀が刺さっていないため刀越しにエアリスが映り、刀の柄の方から切先の方へカメラが動き、地面の方を映している
刀が刺さっている角度は75度くらい
↓
世界① ノイズが発生し世界①になると刀の刺さっている角度が45度くらいに変化。角度が変わっているのは原作通りエアリスに刺さっているから。刀を引き抜いたら血が付着。
世界②の時とは違いカメラは地面だけでなく遠くの方も映している。さらにセフィロスが刀を引き抜く時もエアリスは映っていないが、理由はエアリスが刺されている描写でショックを受けるプレイヤーが出る可能性があるためと、刀が弾かれてエアリスは刺されていないのに血が出ているとプレイヤーに誤解させるため
↓
世界② エアリスが前に倒れる
白マテリアが転がりますが、クラウドとエアリスと白マテリアが一緒の画角に収まっているところは黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光が発生している世界②ですが、白マテリアのみが画角に収まって水に落ちるシーンは世界①の可能性もあり。つまり世界②の白マテリアは水に落ちていない可能性ある。しかしノイズが発生していないので水に落ちたシーンは世界②の可能性が高い。
セフィロスが「ははは」と笑う
↓
世界①世界② クラウドが「くっ」と言ったところからノイズが発生し世界①と②が複数回切り替わる
世界②は黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光が発生し、世界①は光が発生していない
セフィロスが「悲しむな」と言った後にクラウドが世界②で泣く
↓
世界①と②が複数回切り替わる
世界① 原作版での「エアリスは、もうしゃべらない もう…笑わない 泣かない…怒らない…」「指先がチリチリする。口の中はカラカラだ。目の奥が暑いんだ!」などのセリフをクラウドは言っているが意図的に無音になっている。理由は世界①か②かどちらの出来事かプレイヤーに気づかせないため)
世界② 世界①が無音なのに対して世界②はクラウドの泣く声が聞こえる
↓
世界② エアリスが目を覚まし「クラウドは だいじょうぶ」と言う
恐らくホーリーを発動し疲れて倒れたと思う
↓
世界① バレットがティファがクラウドとエアリスの下へ駆けつけるがバレット視点なのでノイズは発生しない
↓
世界①世界② ティファが「エアリス!」と言ってクラウドとエアリスの下へ駆けつけた時にノイズが発生し世界①と②が複数回切り替わる
世界①ではエアリスの身体から地面へ血が流れている
世界②ではエアリスの身体から地面へ血が流れていない
違う光景が交互に見えるため困惑するティファ
↓
世界② セフィロスが「さぁ 始まるぞ」と言う。
クラウドはエアリスへ「待ってろ」と言い、仰向けに寝かせる。原作に似ていない世界②では星を守る白色のフィーラーがクラウドとエアリスの周りを飛んで回復魔法を発動し、ホーリーを発動して疲れたエアリスを癒していると思われる。
黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光の向こうにいるバレット達は世界①に存在
↓
ボス戦へ
恐らくボス戦は世界②
光の向こうにいるバレット達が世界①に存在しているという理由は
セフィロスが「さぁ 始まるぞ」と言った後に「あらゆる情を乗せた世界が混ざり合うのだ」「負の感情は強い」「ちっぽけな喜びなど飲み込んでしまい そればかりか 怒り 悲しみ 憎悪に変える」と語った後にバレットたちが怒っていたがその中にヴィンセントがいないから。
忘らるる都で運命の壁にクラウドが入ろうとした時にはヴィンセントがいましたが、忘らるる都内部では何故か姿が見えませんでした。
つまり世界①と②を見分ける方法はヴィセントがいるかいないかだと思ったのですが、ボス戦後に池(湖)の前でパーティーメンバーが落ち込んでいるシーンは世界①なのでこの判別方法だとヴィンセントはいないはずですが普通にいます。そして世界①であるエンディングにもいます。ですので世界①と②を見分ける方法がヴィセントがいるかいないかというのは外れです。
先述の通りティファが「エアリス!」と言ってクラウドとエアリスの下へ駆けつけた時にノイズが発生し世界①と②が複数回切り替わる演出がありますが、ティファはクラウドの同じ様に魔晄炉に入った影響で2つ以上の世界が見えるようになったと思われます。(クラウドは世界③のザックスが生存した世界も見ています)(エアリスは前作で別世界で生存したザックスを感知していたため古代種セトラは世界が感知可能と思われます)ちなみにバレットが見たのは死亡したエアリス。
エアリスが生存して「クラウドは だいじょうぶ」と言ったのが魔晄中毒の影響で見た幻覚で実際はエアリスは亡くなったという考えもありますが、クラウドやティファが見たエアリスが生存した世界②の描写だと思います。
原作に似ていない世界②では星を守る白色のフィーラーがクラウドとエアリスの周りを飛んで回復魔法を発動し、ホーリーを発動して疲れたエアリスを癒していると思われます。
つまり、原作と違うエアリスが生存した世界②でも星は救われると星が判断したということです。ただし、原作と同じ様にライフストリームが出現しなければ滅びる可能性がありますが、生きているエアリスがライフストリームの中にいるアバランチのメンバーやダインから力を借りて原作の様にメテオを押し返すのでしょう。他の世界で亡くなったザックスなども力を貸すのかも。
エアリスが生存した世界②が誕生しましたが、本作にてメインで描かれるのはエアリスが亡くなる世界①ですのでエンディングでは世界①の映像に切り替わります。(後述)
これまでのことをざっくりとまとめると
世界①はエアリスが死んだ世界(原作に近い世界)
世界②はエアリスが生存した世界(新しく生まれた世界)
色々と予想してみましたが、エアリスが生存した世界②が魔晄中毒によるクラウドの妄想だった場合泣くかも。
魔晄炉に落ちたとはいえウェポンのおかげで中毒にならずに済んだティファも世界②を見ているので、世界②は現実だとうれしいですね。
ジェノバLife戦後の世界
エアリスが生存した世界②の直後にジェノバLifeが始まり、倒した後に白色のフィーラーが周りを飛んで、さらに世界⑦でセフィロスから落とされた後に運命の壁を越えたザックスがクラウドの下に辿り着きます。
この時にザックスが「すこし 憎たらしいけどな」と言ったのは、世界③(別の記事に掲載)で「お姉ちゃんは大好きなクラウドがきてくれてとってもうれしいんだけど」とマリンが言ったためです。
また、ザックスが「エアリスは クラウドのことが好きなのか?」と問うと「うん きっとね」とマリンが返答しているため。その後ザックスは悔しそうにしながらも「そうか。それは ひゅ~ひゅ~だな」と言っていますが。その後もエアリスやクラウドを救おうとするザックスはかっこいいです。
世界①や②ではゴンガガにシスネがいるので、世界が結合された際にはエアリスもザックスもティファもみんなが生きている世界でシスネと交際するのかも。
(字幕では憎たらしいけどなですけど憎たらしいけどねと言っているようにも聞こえます)
クラウドがバスターソードを装備していればザックスと共にダブルバスターソードとなります。いいですね!
このまま世界②が生きたまま星が救われればエアリスが生存した世界②がFF7リメイクプロジェクトのメインエンディング(トゥルーエンド)になります。
さらに世界②とザックスが生きた世界がリユニオン(再集結、再結合)してエアリスやザックス、クラウド、ティファもしかするとセフィロスも生存する世界になってトゥルーエンドを迎えるのかも。
ただし、世界②でも今後エアリスがジェノバやセフィロスに命を狙われる展開もありますので注意です。
これまでは原作通りエアリスが死亡した世界①がメインでしたが、世界②が3作目のエンディングになったことで『リバース』というタイトルになったのでしょう。
とりあえずエアリスが生存する世界②が次回3作目(最終作)でのメインエンディング(トゥルーエンド)になることを祈ります。
リバース=セフィロス
原作ではラスボスの手前で戦うリバース=セフィロスと戦うことになります。
理由は原作とは違う世界②になったため。
『リバース』というゲームタイトルも理由でしょうね。
エアリスと共闘
エアリスが白色のフィーラーと共に運命の壁を越えてクラウドと共闘。
エアリスが「クラウド 見てたよ ありがとう」と言っているため、恐らく世界②で生存して白色のフィーラーによって回復したエアリスと思われます。
エアリスの精神攻撃でセフィロスを弱体化させているのが最高ですね。
ザックスの行方
セフィロスを倒した後に教会前へ帰還したザックスはメテオらしきものに襲われそうになりますが、白色のフィーラーのおかげか分岐前の世界④または⑦に戻ります。
「世界は交わり また別れる」と言うセフィロスの言葉に後に「また交わる」とザックスが言っているので、3作目でいくつかの世界を発生させた先に再びクラウドたちと合流するのでしょう。
ザックスの世界については説明すると長くなるので別の記事に掲載します。
『消失を受け入れた世界』
忘らるる都より前のシーンになりますが、ザックスが生存する世界③でクラウドとエアリスが死亡して星に星に帰った世界。セフィロスが言う『消失を受け入れた世界』を世界④とします。
この世界④の教会でエアリスがクラウドへ白マテリアを渡します。
これで世界④ではホーリーを発動できないためメテオによって星は消滅しますが、「このマテリアがきっと 世界を救う」とエアリスが言っている通り、世界①で黒色のフィーラーによってホーリーを奪われて透明になった白マテリアと世界④でクラウドが受け取った白マテリアを世界①にて交換しています。
これで白マテリアが透明になってしまった世界①②の世界が救われます。
世界④の教会で黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光が発生していることから、世界①②といった他の星が救われる道に繋いだことを表現しているのかも。
エンディング
ラスボス戦後、巻き肩で眠るエアリスの肩にティファが手を置く世界は①、世界②ではボス戦が始まる前にクラウドが仰向けに寝かせていました。
横たわるエアリスにクラウドが近づくときに最初はフィーラーがいないため世界①、近づく時に白色のフィーラーが現れてエアリスが世界②の様に仰向けに寝ているが世界①か②のどちらかは不明。世界②でエアリスが助かってうれしなきをしているようにも見えるが、黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光がないため世界①でエアリスが亡くなってティファたちが悲しんでいるように見えます。
明確に世界①から②へ切り替わったと分かるのは、クラウドの隣を白色のフィーラーが横切った時。世界②では黄色緑色オレンジ色などの複数の色が混ざった光が発生していますね。
場面が切り替わる時にクラウドのバスターソードが世界①の綺麗な状態から世界②の傷がついた状態になるのは、世界②のみでセフィロスと戦ったからです。
クラウドとエアリス2人だけの世界になった時に血が流れていないので、この場面は世界②です。白色のフィーラーも喜んでいるのか周りを飛んでいます。
場面が切り替わって池(湖)の前でパーティーメンバーが落ち込んでいるシーンはエアリスが死亡した世界①ですが、クラウドは魔晄中毒やジェノバ細胞の影響か精神や記憶が世界①②の両方が混在しています。
エアリスが亡くなっているにも係わらず「ああ そうだな」とあっさり言っているのは今いる世界は実際は世界①ですが、世界②だと思っているためです。
ティファも世界①と②を見ることができますが本人はこの現象についてよく分かっていない上、今は世界①を見ているため、クラウドが世界②視点状態でエアリスがいると思っている状態で「ティファ 行こう」と言った後、ティファ視点ではエアリスがいないためティファは悲しんでいます。もしくは、クラウドが魔晄中毒の影響やエアリスが亡くなって精神がおかしくなったから、エアリスが亡くなってもあっさりしているんだと悲しんでいるのかも。
エアリスの水葬シーンをカット理由はクラウドが世界②だと思っているからです。実際には原作版と同様に世界①でクラウドが水葬したはずですが水葬直後に世界②の記憶と混在してしまったのでしょう。最終作で世界①にいるクラウドはエアリスを水葬したことを思い出すはずです。
「おくるね」はライフストリームの中にいるエアリスのセリフですが、クラウドは生きていると誤解していて、「ホーリーを発動するという役目が終わったからエアリスは離脱した」と思っています。
場面変わって飛行機タイニーブロンコの周りにいるクラウドのパーティーメンバーたち。(先述の通りヴィンセントがいないのが気になる)
世界①でエアリスから渡された透明になった白マテリア(黒色のフィーラーによってホーリーを奪われた)を見つめるクラウド。透明になった白マテリアがきっかけで自分の記憶が混ざっていることに気付くのでしょうか。
この時にエアリスがいますが彼女は亡くなっています。ライフストリームの中にいてレッドXIIIが感知しています。
その直後、クラウドがエアリスのいるライフストリームの方角を見たときにエアリスがいるのでセフィロスコピーや魔晄中毒の影響か精神・魂や記憶が世界①②で混在した可能性があります。つまり世界①と②の区別がついていないということです。それにライフストリームが感知可能なのも理由。実際にクラウドたちがいるのは世界①ですのでクラウドがライフストリームの方からマテリアの方に顔を向けた際にはエアリスが消えています。
エアリスが「空 見ないでね」と言った後に赤色のライフストリームとは違った光の筋が空に現れています。
この光の筋はクラウドとエアリスだけに見えていますが今のところは世界①とチャプター12、ザックスが生存した世界④に発生しています。しかし、ザックスには見えていないので、複数の世界を感知できるエアリスと世界①②の精神・魂や記憶が混在し④にも繋がっているクラウドだけに見えるのでしょう。
いずれ消える世界に現れるのだとすれば原作と似たように進んでいる世界①はメテオ等によって消える可能性があるので、消える世界ではなく他の理由で存在しているのかも。
この場面は世界①であるのにセフィロスコピーや魔晄中毒の影響で世界②と精神・魂や記憶が混在しているため、エアリスが生存していると思っており前向きで妙に爽やかなクラウド。
しかし、ティファはクラウドが魔晄中毒の影響やエアリスが亡くなって精神がおかしくなったと思っている様子。ティファも一度は世界②に気付いたのでなんとか早めに理解してほしいです。
簡単にまとめるとエンディングは世界①でクラウドは精神などが世界①②で混在、それ以外のメンバーは世界①にいます。(レッドXIIIだけエアリスがライフストリームにいることを感知)
最後のクラウドとエアリスの会話シーンで、クラウドが「帰りは大丈夫なのか?」とエアリスに言っているのはパーティーから離脱するエアリスが母・エルミナの待つ家に無事帰れるのかという意味です。
クラウドがエアリスは亡くなっていると認識していればこのような言葉は言わないので世界①②の精神・魂や記憶が混在しています。
「No Promises Await at Journey’s End」と表示されて終わるため「世界①で旅が終わってもエアリスが死亡しているのでクラウドとエアリスの約束が果たされることはない」ということになります。
・エアリスとクラウドの約束
エアリス「わたし いっぱい祈ってメテオを食い止める だから クラウドもがんばって」
クラウド「急いでセフィロスを探し出して 倒す」
エアリス「きっとだよ」
クラウド「きっとだ」
つまりエアリスは亡くなっているのにクラウドは生きていると誤解しているため、セフィロスを倒した後に生存したエアリスとの再会は果たされないということです。
原作に似たように進行している世界①ですが、セフィロスを倒すのに失敗し、ホーリーは発動したがライフストリームは地上に現れずメテオによって星は破壊されて世界①は消滅するので、「いっぱい祈ってメテオを食い止める」「急いでセフィロスを探し出して 倒す」という約束が果たされないから「No Promises Await at Journey’s End(旅が終わっても約束が果たされることはない)」と表示したのでしょう。
最後のエアリスの言った「さよなら」は世界①で亡くなっているから。世界②であれば生きているので再会を信じて「またね」と言うでしょう。
エアリスはホーリーを発動するという役目を終えてさらに祈りでメテオを食い止めるため一時離脱した様に見えますが、死んでライフストリームにいるだけです。
テーマソング「No Promises to Keep」はエアリスの心の中に秘められた彼女の芯の強さを表現しています。
リバースは世界①でバッドエンドとなってしまったので歌詞も悲しく感じますが、世界②などのエアリスが生きた場所に世界がリユニオンしてクラウドにまた会える(一緒になれる)と信じているいうエアリスの前向きな考えに思えます。
複数の世界を視ることができるエアリスならではの歌詞ですね。
ちなみに前作『FF7 リメイク』のテーマソング「Hollow」はクラウド視点の歌詞になっています。最終作はクラウド、エアリス、ティファ3人視点の歌詞がリユニオンした形になるのかも。
エンディングでエアリスだけが残されたと点でもう1つ。
原作版『FF7』のキービジュアルをリメイクしたものが『FF7リメイク』発売前に公式Xで公開されました。
エアリスのキービジュアルには原作では存在した飛空艇ハイウインドが無くなっています。
その後時が経って公開された新アートで原作版と同じ飛空艇ハイウインドがあります。
つまり、リメイク発売前に公開されたキービジュアルはエアリスが生存した世界②を描いたものと思われます。そして新アートは原作版と同じくエアリスが亡くなった世界①のもの。
【新旧アート比較】
エアリスと飛空艇ハイウインド🛩 pic.twitter.com/PWQVMPN0zg— FFVII REMAKE (@FFVIIR_CLOUD) 2023年11月21日
まとめ
『FF7 リバース』の「リバース」の意味は「転生、再生、生まれ変わる」
世界②が終末の7秒前から星を救う世界で、エアリスもセフィロスも救われる世界になり、次回最終作で分岐した幾層もの世界が世界②に再結合するので、『FF7』は生まれ変わったということです。
1作目リメイクは「作り直す」 つまりセフィロスが自分の世界を得るために世界を作り直すということになります。星も自身が破壊されない世界に作り直すということでしょう。
2作目リバースは「転生、再生、生まれ変わる」 つまりエアリスが死亡しない世界が生まれて、星やセフィロスが救われる世界に生まれ変わったことを意味しているのでしょう。
3作目がリユニオンだとすれば「再集結、再結合、再会」 様々な運命を辿り生まれた複数の世界を星やセフィロス自身が助かる世界にリユニオンするという意味でしょう。
3作目、最終作を『FF7 リユニオン』と仮称して、原作に似た世界①では星が滅びバッドエンドになる可能性が浮上してきました。
一番ハッピーエンドになりそうなのが世界②ですが、残念ながらザックスが死亡しているので、世界がリユニオン(再集結、再結合)してザックスが合流できた世界②のエンディングがトゥルーエンドなのかなと思います。
これまでのシリーズと同様の発売ペースであれば最終作は2028年発売になります。
エアリスが死亡したまま4年待つのはつらいですが、生存した世界もあるため再び彼女に会えるのを待っています。
最終作で謎が解けるのが楽しみですが、真実を知り絶望したクラウドを想像すると悲しいです。ハッピーエンドで終わってほしいですね。
前作のリメイクでカダージュたちをモチーフにしたフィーラー=ロッソが登場しましたが最終作でカダージュたちが登場するのでしょうか。DLCに収録あり?
どんぎつねセフィロスのDLCも待ってます。
ザックスやビッグスの世界、フィーラー等については別で記事作成予定です。
感想、レビュー、考察記事まとめ
ファイナルファンタジーVII リバース アルティマニア (SE-MOOK)
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