大陸魔法協会対魔導特務隊対影なる戦士
帝都には看過できないレベルの脅威が2人存在するというフリーレン。
1人は影なる戦士の指揮官。
もう1人は帝都すべての事象を監視している者。
ゼーリエは魔力探知を帝都に巡らせ、『帝都すべての事象を監視している者』に喧嘩を売っています。
ゼーリエが魔力探知をしたおかげで魔力探知の相互干渉が発生し、フリーレンは『帝都すべての事象を監視している者』の存在に気づくことができました。
影なる戦士の指揮官はレーヴェ、そして『帝都すべての事象を監視している者』はフラーゼです。
ゼーリエの立場なら魔力探知で帝都を覆うのはもちろん、ゼーリエが誰にも探知されない魔力探知が可能であれば完全なフラーゼへの宣戦布告です。
フラーゼの実力
フラーゼの魔力探知はフリーレンが気付けないほど薄く精密。
ゼーリエ同様帝都のすべてを覆って常に監視しているフラーゼは異常。黄金郷のマハトが危険視していたのも頷けます。
1000歳以上のフリーレンですが、フランメの教えで500年以上は魔力制限の修行だけをしていたため、年齢の割に技術の甘い魔法使いです。
マハトの証言、そして今回の魔力探知で、フラーゼは数十歳でありながらフリーレン以上の技術を持つ魔法使いであることが分かりました。
その実力は大魔法使いフランメにも迫るのかもしれませんね。
フリーレンが負けたことのある11人の魔法使いのうちの1人がフラーゼかもしれませんが、フラーゼが12人目になる可能性もあります。
フラーゼの思惑
建国祭の舞踏会は平和の象徴であるため、影なる戦士の介入を許さないとカノーネへ伝えるフラーゼ。
帝国では魔導特務隊による武力行使を除いて殺し合いを許す法は帝国に存在していないため、大陸魔法使いと影なる戦士が交戦を開始した場合は帝国の法で裁きます。
フラーゼの意志は「すべては帝国の永遠なる魔法の繁栄のために」
カノーネが「不測の事態をご所望ですか」と言っている理由は、「影なる戦士がゼーリエ暗殺に動けば、影なる戦士を捕らえることができる」か「影なる戦士がゼーリエを暗殺すれば、フランメが世界で一番の魔法使いになる」のどちらかもしくは両方。
もし、フラーゼがフランメを崇拝し、フランメと対立したゼーリエの存在を許さないのであればフラーゼはゼーリエの死を望んでいます。
しかし、ゼーリエはフランメの希望に沿って大陸魔法協会を創設したので、フラーゼはゼーリエのことが嫌いでも殺すことは考えいないはずです。
ゼーリエが魔力探知をフラーゼにぶつけている理由は、「フラーゼがゼーリエを嫌いだから」からでしょう（ゼーリエもフラーゼが嫌い）
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