漫画『【推しの子】』最終章はいつから開始?
漫画『【推しの子】』152話で第10章「終劇によせて」が閉幕し、次回153話から最終章『星に夢に』が開幕します。
152話で関係者向けの試写会で映画『15年の嘘』が上映され、153話以降に一般公開されて大衆がカミキヒカルを断罪する可能性がありますが、遺族である星野アイ役星野ルビーがカミキヒカルを許す演技をした場合はカミキヒカルを断罪しない方もいるはずです。
また、カミキヒカルの協力者や裏ボスがいれば、簡単には断罪できない可能性もあります。
最終章タイトル『星に夢に』の考察
『星に夢に』は復讐の意味ではない
最終章タイトル『星に夢に』の意味を考察します。
アニメ1期EDテーマ「メフィスト」の歌詞「星に願いをかけて」は復讐を遂げた時に星野アクアが亡くなった母・アイに会いたいということを表現していますが、今回の『星に夢に』には復讐の意味は無いと思います。
星野アイにとっての『星に夢に』
星野アイにとっての『星に夢に』の意味はカミキヒカルが救われることだと思われます。
アクア宛てのDVDに収録された生前の願いが叶うことです。
その願いはアクアとルビーが叶えます。
また、死の直前に思い描いた双子の未来が実現すること。
ルビーがアイドル、アクアが役者になることです。
星野ルビーにとっての『星に夢に』
当初、星野ルビーは「(ルビーは)アイドルになるのかも」「親子共演楽しそうだよね」という母・星野アイの遺言であるどおりアイの叶えられなかった夢を叶えたいと思っていたが、いつしかママを超えるアイドルになると夢を変えました。
アイが叶えられなかった夢の1つはドームライブ。そしてそのライブで子供の存在を公表すること。
ルビーは、皆まとめて救われる方法だと思うから、過去を見てる余裕が無いくらいママより推して貰える存在になるとカミキヒカルに伝えています。
彼女の言う「皆」の中にカミキヒカルも含まれているのだとすれば、カミキヒカルも被害者だからなどという理由でルビーは映画『15年の嘘』で許す演技をしたのかもしれません。
ルビーにとっての『星に夢に』の意味は、夢である“母を超えた姿”を星になった母に見てもらうことです。
星野アクアにとっての『星に夢に』
当初、星野アクアは「(アクアは)役者さん?」という母・星野アイの遺言に沿いながらも、カミキヒカルへの復讐のために役者として芸能界に復帰しました。
そして、復讐のためにたくさんの人を利用したので、自分は間もなくアイと同じく死ぬ可能性があり、その時は母に会いたいと願っていたのかもしれません。
しかし、今は死ぬのではなく生きて有馬かな(重曹ちゃん)と結ばれ、前世雨宮吾郎からの夢であった外科医になり命を奪う復讐のナイフをメスに変え命を救います。
アクアにとっての『星に夢に』の意味は、外科医になった姿やアイにとっての孫を星になった母アイに見てもらうことです。
アクアとルビーにとっての『星に夢に』
上記のとおり星野アイにとっての『星に夢に』の意味がカミキヒカルが救われることだとすれば、2人はその夢(願い)を叶えたことを星(星野アイ)に伝えます。
アニメ第1話では星野アイが亡くなる瞬間に彼女を模した一番星(原作1話でアイの頭上にあった一等星)が消えてしまいましたが、「星に夢に」と願いを叶えて輝きが復活するのでしょう。
他にも神様関連の意味もあるかもしれません。
今後の展開
152話の関係者向け初号試写で、映画『15年の嘘』のスポンサーである神木プロダクションの代表取締役カミキヒカルは映画を観たと思われます。
アイの言葉「ごめんね 私は君を愛せない」が決別や拒絶の意味ではなく別の意味だと理解し、さらに星野アイ役ルビーの演技でアイを殺したことを許されたカミキヒカルが警察へ出頭(自首)するはずです。
ニノがルビーをナイフで刺そうとし神木輝がルビーを庇うが、アクアがナイフを使いニノのナイフを止めるのかもしれません。
アクアは復讐ではなく護るためにナイフを使うのでしょう。
星野アイが愛し救おうとした神木輝と自身の妹ルビーを護るため。
また、ツクヨミが「真の意味で母を得られなかった2人(雨宮吾郎と天童寺さりな)と魂の無い子(アクアとルビー)を産んだ母親を導いてあげた。神様はきっと優しいよね。それ以上の意味があるのかもだけど」と言っていたこの件の謎も残っています。
ツクヨミの正体はさりなとゴローに助けられたカラスと判明していますが、ツクヨミが言っていた『神様』がツクヨミではなく別の存在であれば神木輝への復讐が終わった後に謎が明かされるのかもしれません。
天照大神(アマテラスオオカミ)の化身であるルビーと月読命(ツクヨミ)の化身であるアクア。アクアが言っていた天鈿女命(アメノウズメノミコト)など神の話もこれから展開されるのでしょう。
最後はハッピーエンドだとうれしいですね。