星野アイの声を届ける
世間の声を慮る必要があり、映画『15年の嘘』の上映を中止した方が良いと考えるスタッフに対して「あいつ(星野アクア)の遺作を世間の声なんかでお蔵に出来るか」と上映を強行する五反田監督。
結果、鏑木Pが責任を負い上映し、年間動員数6位の大ヒットになりました。
ヒットの要因の1つが出演俳優と脚本担当者である星野アクアの死です。
五反田監督にとっては星野アイの声を届けるためとアクア、ルビーの復讐を手伝うための作品が15年の嘘でした。
そして、企画を復活させたアクアがカミキヒカルに殺害された今はアクアの声を届ける作品でもあります。
五反田監督は15年の嘘で有名になるはずですが、その心境は複雑です。
もしアクアが外科医にならず俳優を続けるのであれば、彼を主演にした映画を五反田監督は撮りたかったかもしれません。
数年後には有馬かなや黒川あかね主演の映画を撮って、アクアに捧げるはずです。