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原作:赤坂アカ 作画:横槍メンゴ 漫画【推しの子】133話「芝居」 感想(本編内容引用)
【目次】
芝居
ニノから言われた言葉に戸惑うルビーは、母・アイが隠していた気持ちが分からず有馬かな(重曹ちゃん)に相談。
かなは演技素人のルビーではアイの精神性は簡単に理解できるものではないと感じています。
他人を憎む気持ちは母・アイを殺害した相手がいるので理解できるはずですが、それとはまた別の「愛情」の感情なので難しいですね。
そういったことでルビーが傷付かないようにアクアが裏で動いてた影響が今はっきりと表れた様子です。
愛する母の感情を理解できないため悔しくて泣くルビー。
星野家が過去と決着を付けて前を向いて未来に進む為の映画だから、母を理解しどうしても良い演技がしたいと有馬かなに告白。
ルビーにとっては大切な母親ですよね。
ただ、義理の姉になる予定であった黒川あかねがいるのに、壱護社長はいないのが寂しい。
星野家のためでなく、B小町を脱退した後の有馬かなを仲間として友達として心配して映画を成功させると言うルビーが良かったです。
嫉妬
ルビーの「良い演技したい」という気持ちを誰よりも理解できる女優の有馬かなは、ルビーの想いに応えるため本音を暴露。
ルビーを仲間だと思っていない上、自分がアイドルを辞めると決断したのはルビーが居るからと告白した有馬かな。
アイドルとしてはルビーと超えることができないため、別の場所(女優業)でやるしか無かったと。
そして自分やMEMちょは星野ルビーの引き立て役でオマケ扱いと感じていたと。
「私はアンタが居なければって何度思ってたか。お願いだから消えてよっ!?」と一生隠したままでいようと思っていた嫉妬の気持ちを全部隠さずルビーに伝えます。
前回登場した旧B小町メンバー・ニノが語っていたアイへの妬みや嫉妬をかなが再現してルビーに与えて、母・アイが抱いた失望と孤独を理解しかけるルビー。
初めて有馬かながルビーに嫉妬したのは22話。素人のルビーが自分に付いてこれる上、楽しそうにしていることで嫉妬していますが、ぴえヨンの被り物をしているため表情は分かりませんでした。
その後もJIFのライブでルビーやMEMちょに嫉妬していましたが、今回「お願いだから消えてよっ!?」と言うとは思いませんでした。
このまま本音を言わないままで映画が成功しなかった場合、ルビーとかなの気持ちが鈴城まなの様に切れてしまう可能性もあるので有馬かなの行動は正しいです。
ルビーへ暴露した内容はかなの本音ですが、台本をボロボロになるまで読んでも母の気持ちが理解できないルビーの想いに応えるため、演技をしつつの暴露になります。
汗をかきながらの演技が不安さと覚悟を感じますね。
というか「引き立て役でオマケ扱い」のところでMEMちょが巻き込まれています。
ニノとかな
同じB小町でニノと同じような立ち回りをした有馬かな。
ニノとかなの攻撃的な言葉は同じ「嫉妬混じりの愛憎」からくるものですが少し異なります。
ニノは嫉妬しながらも星野アイを崇拝(信者)
かなは嫉妬しながらも星野ルビーを友達と思っている。
ニノは嫉妬の言葉をぶつけてアイがどんな攻撃からも負けない無敵のアイドルになるように願っていたのかもしれませんね。(嫉妬は本心ですが)
「結果、大事な友達を失うとしても」と思いながらも友達のルビーのために嫌われ役を演じる有馬かなはどこかアクアに似ていますね。
アクアが「自分達の母は星野アイだ」と暴露した理由も、ルビーには有馬かなを救うためだったと説明していますが、実は自分(アクア)が居なくなった後もルビーがこの世界でやっていく為でもあると我々読者に明かしていました。(ルビーには後からアイの復讐を果たす為に暴露したと明かしています。)
嫉妬の言葉をぶつけた理由を「ルビーの未来のため」と後から有馬かながルビーに説明するとは思えないので、MEMちょやあかね、アクアあたりが有馬かなの発言の意図をルビーに伝えると思いますがアイと化したルビーが気がつく可能性もあります。
有馬かなの意図を知ったルビーもかなに思いを伝えて2人が親友になってくれるとうれしいですね。
嫉妬を暴露して終わりであればニノとアイの関係性と同じになり破滅の道を辿る可能性があるので、かながB小町を脱退してもライバルであり親友であってほしいです。
『2.5次元舞台編』にて感情演技のコツを教えるために「もしお母さんが死んじゃったらどうする?」とアクアへ言ったりとたまにすごいことをする重曹ちゃん(ちなみに有馬かなはアクアの母事情については知りません。)
傍から見れば星野兄妹への当たりが強い人ですが、今回はどうなってしまうのでしょうか。
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