本話掲載本誌
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原作:赤坂アカ 作画:横槍メンゴ 漫画【推しの子】134話「奥底」 感想(本編内容引用)
【目次】
絶望
ルビーからの挨拶を無視する有馬かな(重曹ちゃん)
徐々に母・星野アイが抱えていた闇を理解してきている(?)ルビー。
前回の「引き立て役でオマケ扱い」から有馬かなに巻き込まれるMEMちょ。
大事な撮影なのに喧嘩中で絶望しているのかも。
有馬かなも大事な撮影だからこそルビーに本音ぶつけたのですが、せめてMEMちょには訳を説明してほしかったですね。
役者
俳優の不知火フリルは、役に入り込んでいる時は恋人役の人をかなり好きになっていると語ります。
ただし、撮影が終わったら一気に醒めて「きもちわるっ!くちくさ!!」と気持ちが切り替わると。
役に入り込まず、事前に演技プランをガチガチに組んできたり、なんとなくでこなしている人は監督や演出からの指示が入って自分の演技を見失い『作品の質に貢献できない役者』になると語ります。
対する『作品の質に貢献できない役者』は現在の星野ルビー。
あかねとは場数が違うので素人のルビーにこのようなことを言うのもおかしいですが、主役ですしなんとしても映画を成功させなければいけないので素人であろうが『作品の質に貢献できる役者』にならなくてはいけませんね。
ルビー(天童寺さりな)が恋をしているのはあくまで雨宮吾郎であって星野アクアでは無いので近親愛は止めてほしい。
もしかするとルビー宛てのDVDに「近親愛は止めなさい」というアイの言葉が収録されているのかも。
個人的には雨宮吾郎と天童寺さりなが復活して結ばれてほしい。
そして、星野アイとカミキヒカルの恋愛模様が描かれるのであれば『2人の性行為』はどう描写するのでしょうか。
裸になるシーンはさすがに無いと思うので「性行為をした」と思わせるような描写で終わると思いますが、ルビーがカミキ役のアクアを意識しすぎて有馬かなの嫉妬が更に膨れ上がりそう。(黒川あかねも)
不知火フリルが語った芝居の話を聞いて、有馬かなからの妬みや嫉妬の言葉を思い出したルビー。
かなの顔や言葉には嘘が無く、本当に自分のことが嫌いなのだと。
ルビーの想いへ応えるために演技だと気付かせない見事な演技をした有馬かなは、フリルの言うような「作品の明暗を分けるたった1シーンに自分の中から別の人を見つかられる人」なのでしょう。
愛憎
蓋をしてた感情を解放した結果、「妬ましく」「羨ましい」「私のせいで傷付いてほしい」というルビーへの気持ちに気付いた有馬かなは、ニノがアイへ抱いていた気持ち『愛憎』を理解し始めました。
ただし、この映画撮影の結果ニノとアイの様にかなとルビーが仲違いしたままなのはやめてほしいです。
それこそ本物のアイ
かなからの妬みや嫉妬の言葉をぶつけられたルビーは、同じ思いをした母・星野アイに「どうして平気だったの?」「どうやって傷付かずにいたの?」と問います。
眼の前の鏡に写った涙を流す自分を見て、かつての星野アイはいつも泣いていた“ただの弱い女の子だった?”と気付きました。
自分やアクア、B小町のメンバー、仕事の関係者には見せることの無かったアイの本当の姿に気付いたルビー。
「最強で無敵のアイドル」と嘘で塗り固められたアイしか見ることの無かったルビーはアイの気持ちを知ることができてうれしい反面、実子の自分にも本心を曝け出してくれなかったのかと落ち込む可能性があります。
実の母親であった天童寺まりなから「愛してる」と嘘をつかれていたことをルビー(さりな)は知ってしまいましたが、もう1人の実母であるアイが唯一本音で言った「愛してる」を嘘だとは今のところ思っていません。
しかし、アイがずっと嘘をついて生きてきたと理解しはじめたので、アイからの「愛してるすらも嘘だったのでは?」と疑い、精神が崩壊する可能性もあります。
(うちの子きゃわ~💗💗💗も本音です)
ルビーが母アイから愛されていなかったと勘違いするかもしれませんが、実際はアニメOPテーマ、YOASOBI「アイドル」のOfficial Music Videoで、ステージ上などで嘘をついている時のアイがうさぎの着ぐるみを着ていて、最期の死の瞬間にアクアとルビーへやっと言えた「愛してる」と時は着ぐるみを脱ぎ捨てていいるので、アイはルビーとアクアをきちんと愛していました。
アイが、嘘が本当になる事を信じて嘘を吐いてきた代償が再び訪れますね。
ただし、2人の親から愛情を得られなかったことを知って(片方は誤解)精神が崩壊する代わりに、虐待されていた母・星野アイの気持ちを知ることができるので演技力は高くなりそうです。(ルビーの心が持たない可能性もあるのでつらいです。)
もし、アイの言葉を疑ったとしても、演技でルビーは母・アイを理解して最終的には「ママから愛されていた」と気付くはずなので問題ないと思います。
それよりもアクアの方が心配。
映画『15年の嘘』の台本を作っておきながら、今のところアイの気持ちや人間性を理解できていないので、ルビーの演技で本物のアイに気付き精神崩壊しそうですし、復讐心に迷いが生じそうです。最悪、「愛してる」も嘘だったのでは?とアイのことを疑いそう…。
132話ではルビーではアイを超えることをできないと思っていたのが、『15年の嘘』の撮影中にルビーがアイを超える片鱗を見せた場合はルビーに殺意を抱くのかも。
その殺意を利用してカミキヒカルがどのようなことを仕掛けてくるのかが気になりますね。
それから、1話でアイが雨宮吾郎に言った「私達にも心を人生があるし」という願望であり、弱音を聞いた吾郎(アクア)のことも始末する可能性もあります。
恋人がいてさらに子供を妊娠したとなればアイドルを続けることができなくなる上、カミキがアイのファンから攻撃されることを考えて「ごめんね 私は君を愛せない」と嘘をついて別れたのかもしれません。
もしくは、アイが亡くなる前にルビーとアクアに「愛してる」と伝えて、この言葉は絶対嘘じゃないと安心していたので、愛してると思っていたカミキに「愛してる」と伝えて、もしこの言葉が嘘だと自分で気づいた場合立ち直れないと想像していっそのこと「ごめんね 私は君を愛せない」と嘘をついた可能性もあります。
これが真実だとすればアクアは「アイが愛していた人を殺せない」と復讐を断念するか、「アイから愛されていたのに殺すなんて」と更に復讐心に燃えるかのどちらかになるのでしょうか。
「ごめんね 私は君を愛せない」の意味を語りましたが、その意味の予想候補の中で一番可能性が高い説は下記のとおり。
姫川愛梨が「アイとカミキの間に子供がいる」と世間に明かすとカミキへ言って、カミキが心中に見せかけて殺害したのかもしれません。この時はアイや子供を守るための行動でしたが、実際殺害した時に現在の様な猟奇殺人鬼へと変貌したのかも。
片寄ゆらを殺害した際「価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる」と発言していましたが、そう考えるようになったのは姫川愛梨を殺した際に生まれた感情と思われます。
姫川愛梨から性加害(レイプ?)受け心が壊れていたのもあるかもしれません。
つまりすべての原因は姫川愛梨です。
アイがカミキと連絡を取ったときに「私達の事情も分かってくれるよ」と言っていました。
これは、アイはカミキが愛梨を殺害したのを知っていて、カミキが自分たち(アイと子供)を守るためとは言え殺人を犯しているため、もし犯行がばれた場合子供たちに危害が及ぶことを考えて星野アイとカミキヒカルは別れたことを意味しているのかもしれません。
「ごめんね 私は君を愛せない」の意味もこれが原因かも。
つまり「アイはカミキを愛していた」が真実になります。
カミキはアイを愛していたが、快楽のため愛よりも価値あるアイの命を奪うことを選んでしまったと思います。
次号は休載。2023年12月21日発売のヤングジャンプ3&4合併号で再開。
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