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【推しの子】135話 感想 アイが泣いていたことを知らなかったアクアは絶望するのか 「君を愛せない」をアクアは理解できていなかった可能性あり

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原作:赤坂アカ 作画:横槍メンゴ 漫画【推しの子】135話「傍」 感想(本編内容引用)

 

【目次】

 

 

自分の子どもにさえ本心を見せず嘘をアイ

アクアはアイの本心を理解していなかった

「ママも辛い時泣くと思う?」とルビーに質問されたため、「アイがB小町メンバーに見放されて悲しんでたか」と五反田監督に問うアクア。

逆に監督からどう思うか問われたアクアは「アイは泣いたりしない」と答えました。

いつも飄々としていて、アイが泣いてる所なんて一度も見た事はないと。

アイが嘘を吐き続けた代償がこんなところにも現れてしまいました。

自分の子供にさえ嘘を吐き本心を見せなかったので、「アイは完璧なアイドルで強い人間だ」とアクアは思っているのでしょう。
まるでアイを信奉しているニノの様です。

演技を通して“アイが本当は無敵ではなく涙を隠したただの弱い女の子”と理解したルビーに対して、DVDでアイの本当の姿を見て関係者への取材を沢山したアクアが本当のアイを理解できていなかったのが悲しいですね。
アイが泣いていたことを知らず勘違いしていたこと、そして守ってあげられなかったことに絶望するかも。
 
 

ごめんね 私は君を愛せない」の本当の意味に気が付き絶望する?

128話で判明した『15年の嘘』のセリフ「ごめんね 私は君を愛せない」も、アクアは理解できていない可能性があります。

 

生前のアイが五反田監督に預けた『アクア宛て』と『ルビー宛て』2枚のDVDのうち、『アクア宛て』のDVDに収録された動画でアイが実際に発したセリフ「ごめんね 私は君を愛せない」を脚本に入れるアクア。

アクアはカミキミカルの本質を見抜いたアイからの“決別の言葉”と想定しルビーも同じく決別の言葉として解釈し演じていますが、監督の考えは違うようです。

 

DVDを見たのはアクアだけですが、脚本だけを見た監督は「だけどそれは…」と決別の言葉ではないと否定。

アクアがアイを理解していなかったのであれば監督の意見の方が正しいと思います。



アイ本人からは明かされていませんが、鏑木Pが「アイはカミキに恋をした」と明かしていました。

本来は「愛してる」と嘘を吐く対象である貝原亮介(アイを殺害した犯人)に対して「人を愛するってよくわからない」と本心を明かし、心の中でも人を愛する事がわからないと思っていたので誰も愛したことがないようでしたが、B小町メンバーにいじめられて傷付いたアイの心の支えになっていたのがカミキヒカルだとすれば、アイは自分の気持ちに気が付かなかっただけで「恋」や「好き」という気持ちだけで留まらずアイはカミキを愛していた可能性があります。

 

しかし、恋人がいてさらに子供を妊娠したとなればアイドルを続けることができなくなる上、カミキがアイのファンから攻撃されることを考えて「ごめんね 私は君を愛せない」と嘘をついて別れたのかもしれません。(アイにとって嘘は愛なので愛に愛を重ねてものすごい愛していたのかも)

 

もしくは、アイが亡くなる前にルビーとアクアに「愛してる」と伝えて、この言葉は絶対嘘じゃないと安心していたので、愛してると思っていたカミキに「愛してる」と伝えて、もしこの言葉が嘘だと自分で気づいた場合立ち直れないと想像していっそのこと「ごめんね 私は君を愛せない」と嘘をついた可能性もあります。

 



これが真実だとすればアクアは「アイが愛していた人を殺せない」と復讐を断念するか、「アイから愛されていたのに殺すなんて」と更に復讐心に燃えるかのどちらかになるのでしょうか。

その前に『15年の嘘』の撮影でアイになりきったルビーに「ごめんね 私は君を愛せない」と言われたカミキ役のアクアが、その言葉の本当の意味に気がついて絶望するのかも。

 

 

 

ごめんね 私は君を愛せない」の意味について説明しましたが、一番可能性が高そうな説は以下の通り。

姫川愛梨が「アイとカミキの間に子供がいる」と世間に明かすとカミキへ言って、カミキが心中に見せかけて殺害したのかもしれません。この時はアイや子供を守るための行動でしたが、実際殺害した時に現在の様な猟奇殺人鬼へと変貌したのかも。
片寄ゆらを殺害した際「価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる」と発言していましたが、そう考えるようになったのは姫川愛梨を殺した際に生まれた感情と思われます。
姫川愛梨から性加害(レイプ?)受け心が壊れていたのもあるかもしれません。
つまりすべての原因は姫川愛梨です。

アイがカミキと連絡を取ったときに「私達の事情も分かってくれるよ」と言っていました。
これは、アイはカミキが愛梨を殺害したのを知っていて、カミキが自分たち(アイと子供)を守るためとは言え殺人を犯しているため、もし犯行がばれた場合子供たちに危害が及ぶことを考えて星野アイとカミキヒカルは別れたことを意味しているのかもしれません。
「ごめんね 私は君を愛せない」の意味もこれが原因かも。
つまり「アイはカミキを愛していた」が真実になります。

カミキはアイを愛していたが、快楽のため愛よりも価値あるアイの命を奪うことを選んでしまったと思います。

 

 

 

本当のアイを撮る

アイが「本物の私を撮ってください」と言って撮影したB小町のドキュメンタリーでもアイの奥底は撮れなかった気がするとアクアに明かした五反田監督。
リベンジとして今度こそは“本当のアイ”を撮りたいと言います。
ルビーが良い芝居して作品が跳ねるために彼女には多少無理してでも頑張ってもらうと言った監督に怒るアクア。
監督も本気なのであれば、「ごめんね 私は君を愛せない」などの脚本で引っかかった部分はアクアと話し合ってほしかったですね。
以前は星野アイが隠していた怒りの感情をルビーに気付かせる様誘導したので、「ごめんね 私は君を愛せない」の意味を自分の口から伝えるのではなく撮影中の演技でアクアとルビーに気付かせるのでしょうが、それには代償が伴いそうです。

先述のように撮影中で本当の意味に気づいたアクアが絶望して『【推しの子】』という作品を盛り上げるため監督に指摘させなかったのかもしれませんが、これだと撮影に影響が出て監督の株が下がりそう。
 
 
 

傍には有馬かなが居る

傍には有馬かな(重曹ちゃん)が居るからルビーは大丈夫だと豪語する監督。
芝居が全ての世界に生きてて、“周りの役者は全員敵”みたいな目をしていたため、気持ちを共有できる同期や仲間が居なかった有馬かなの友達になって欲しくてアクアをぶつけたと。
有馬かなは何があっても友達である星野ルビーを絶対に守ると信じる五反田監督。
孤独な世界にいた有馬かなが、いつの間にかB小町メンバーと年相応の子供みたいに楽しそうにしている様子を見て「友達出来て良かったな」と思っていたことや、ずっと見てきたからこそ有馬かなを信頼していることなど五反田監督のことが好きになるエピソードでしたね。

だからこそ先述の様に監督が「ごめんね 私は君を愛せない」などの脚本部分を指摘しなかったがために、撮影に影響が出て監督の株が下がるのはやめてほしいです。
 
 
 
信じていたはずの有馬かながルビーと険悪な仲になっていたため困惑する五反田監督。
ルビーと有馬かなの事を信じているアクアは「あいつらもう結構立派だぞ」と五反田監督に言いました。
ついにアイとニノの決別の時が描かれます。
ルビーと有馬かなは2人の様な結末を迎えるとは思えません。
ライバル関係を続けながらも仲直りはしてほしいです。



そして、さっそく株が下がる五反田監督。
監督が2人の仲を心配している一方でアクアは余裕そうにどんと構えています。

そんな余裕そうなアクアが、ルビーの演技で“アイが本当は無敵ではなく涙を隠したただの弱い女の子”と理解して絶望。さらにそんな彼女を守ってあげられなかったことに絶望するかも。

その後更に貝原亮介役を演じた時に「ごめんね 私は君を愛せない」の本当の意味に気づき精神崩壊して撮影は中止になる可能性があります。
 
 

 

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