推しの子152話のネタバレ、感想、考察確定の最新情報を紹介します。
(本編内容引用)
サブタイトル「インタビュー」
【目次】
映画『15年の嘘』試写会
涙の理由
映画『15年の嘘』についてのインタビューを受ける五反田監督。
未来の描写であるこのインタビューシーンはなぜかコマ枠の外が黒く塗りつぶされていました。
11月に関係者向け初号試写が上映。
上映時間は2時間16分。
スタッフロールではすすり泣く声が聞こえ、関係者として関わってきた故の達成感から来る感動やこの物語の悲しさから来る涙もあるだろうが、この涙はきっとどちらでもないようです。
星野ルビーの最後の芝居が、この映画『15年の嘘』にどういう感想が帰って来るかを決定づけました。
カミキヒカルも被害者だったから許す方を選んだ可能性が高いですが、星野アイだけでなく片寄ゆらなども殺害していることを後に知れば、映画の芝居とは違ってルビーはカミキヒカルを許さないかもしれません。
カミキヒカルは、映画を見た大衆によって自身が断罪されると予測していましたが、遺族のルビーが許す演技をした場合はカミキヒカルを断罪しない方もいるはずです。
DVDを見たアクアと台本を読んだルビーが「ごめんね 私は君を愛せない」というアイの言葉は「カミキヒカルへの決別の言葉」と捉えていましたが、五反田監督は違う意味を想像していました。カミキヒカルも決別の言葉と捉えていた可能性があり(拒絶されたからアイを殺した)、もし映画を観て本当の意味を理解しルビーが許した演技をした場合は警察へ出頭(自首)するのかもしれません。
鳴嶋メルトは以前ルビーに共感され「師匠」と呼ばれています。「元祖演技下手だから師匠」ではないと思います。おそらく。
そういえばB小町のアイ、ニノ、たかみー、めいめい以外のメンバーは誰が演じたか明らかになっていませんね。
未来へ進む
喫煙所で語る五反田監督と鏑木勝也P。
星野アイの物語を映画として公開できたことで、個人的な後悔は薄れ未来へ進める気がする五反田監督。
星野アイとカミキヒカルを引き合わせた責任や罪悪感をずっと抱え込んでいて、自分の立場が危うくなる可能性があるのにアイへの贖罪のため、そしてその子供のアクアとルビーのために映画を撮影したのではないかと鏑木勝也に問います。
そのような事で罪悪感を感じる程若くないし熱い男ではないと言う鏑木ですが、彼は映画監督になる為この業界に入ったことが判明。
映画監督になる夢を今でも諦めていないらしい鏑木勝也は、天才役者として売り出すべきだと言っていた有馬かな(重曹ちゃん)や星野ルビー、アクア、黒川あかねらを出演させる映画やドラマを撮影するかもしれませんね。
父と子、復讐者と黒幕の対面
映画『15年の嘘』のインタビューを受ける星野アクア。
そして、インタビュアーは父にして星野アイ殺害の黒幕であるカミキヒカル。
「大切だからこそ遠ざけるのでしょう?どうしてそこまで自分を押し殺すんだい?」というカミキヒカルの問いに
「演じる事は僕にとっての復讐だから カミキヒカル 僕達から母親を奪ったアンタへの それを果たさなければ僕らは未来に進めないから」と答えたアクア。
次回153話から【推しの子】最終章『星に夢に』が開幕
このシーンのアクアの髪型、目の星の色が現在とは異なるため作中の時間的には2年程前と思われます。
9話ではピアスがあったのに、152話の同じシーンではピアスがないのでどちらかがタイムリープ後の世界である可能性もありますが現在そういった情報はありません。
そして、アクアが自身の父親で犯人の正体をカミキヒカルと分かったのは第98話で、98話以降の髪型は第9話冒頭シーンとは異なっているので整合性がとれない状態です。
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この時にナイフで刺してカミキヒカルを殺せそうですが、それではルビーやミヤコさんらが犯罪者の家族として苦しむ可能性があるので、直接手を下さず大衆から断罪される方法の『映画』を選んだのでしょう。
カミキヒカルの言葉どおりアクアは自分を押し殺し大切だからこそ遠ざけていましたが、様々な人との交流を経て考えが変わり、150話で前世の雨宮吾郎が選択肢を与え、そして有馬かながアクアを変えてくれました。
復讐のためではなく、大切な者を守るためにナイフを使うアクアは、家族や大切な人たちと共に明るい未来へ進むはずです。
映画『15年の嘘』ではアクア宛てのDVDに星野アイが「ごめんね 私は君を愛せない」などのカミキヒカルに関する情報を収録。
姫川愛梨から性加害を受けていたといえ間接的に人殺しをしてしまったカミキヒカルはアイに救いを求めて再び「愛してるか」と問いたが拒絶されたので、星野アイが自分から逃げられないように「その方法しか知らない」を実行したと146話で明らかになっていました。
カミキヒカルの性加害によって妊娠し星野アクアとルビーを出産したと思われます。
この情報も星野アイがDVDに収録したのでしょう。
アイは出産後でカミキヒカルが差し向けたリョースケによって殺される前の第8話で「双子へ会ってくれないか」とカミキヒカルへ連絡していました。
その際「私達の事情も分かってくれるよ」とアイが発言していることから、カミキヒカルも被害者だから仕方がないとアイはカミキヒカルからの性加害を許していると思われます。
また、「いや寄りを戻すとかそういう話じゃなくてさ」とカミキに電話で話していたアイからはカミキヒカルへの愛を感じとれません。
カミキヒカルは別れた後もアイへ愛情を求めていることがアイの台詞から分かるので、「その方法しか知らない」で繋ぎとめたはずだったのに最愛のアイから拒絶されたことでカミキヒカルは完全に精神が崩壊し現在の人格(猟奇殺人鬼)へ変貌したと思われます。
DVDに収録した「ごめんね 私は君を愛せない」の意味は、カミキヒカルのことを実は愛していたのかもしれないがやはり未だにカミキヒカルを愛しているとは感じることができず「分からない」ということでしょう。
しかし、アクアとルビーは「決別の言葉」と捉えていましたが、五反田監督は違う意味があると想像していたので、カミキヒカルを愛していたが自分に問題があると感じたアイが「ごめんね 私は君を愛せない」と言ったのかもしれません。
つまり、カミキヒカルを拒絶した言葉ではなく愛していたが事情があり一緒にはいることができないという意味と思われます。
もしアイがカミキヒカルを愛していた場合は、映画を見たカミキヒカルが自分が愛していた女性が本当は自分を愛していたもしくは拒絶していなかったと気付き、なぜ殺してしまったと後悔するはずです。
今回の152話及び第9話のインタビューシーンで「ごめんね 私は君を愛せない」の本当の意味、つまり「実は星野アイはカミキヒカルを愛していた」とアクアがカミキヒカルに伝え、その後カミキヒカルが改心しここまで物語が進んだ可能性もあります。
しかし、インタビューシーンは映画『15年の嘘』試写会より2年前のはずで、あの時点でアクアは父親がカミキヒカルでアイ殺害の犯人とは気がついていないのですし、その後片寄ゆらなどを殺害しているので、「実は星野アイはカミキヒカルを愛していた」とカミキヒカルが気づいている可能性は低いです。
「実は星野アイはカミキヒカルを愛していた」とインタビューシーンでアクアから教えてもらっても真実が分からないから、映画でその真実を知るためにスポンサー不足の映画『15年の嘘』のスポンサーになったのかもしれません。
試写会で映画を見て「自分(カミキヒカル)は星野アイから愛されていた」と理解したカミキヒカルは愛する星野アイを殺してしまったことに後悔するのでしょう。
自身が大衆の悪意によって断罪される前に実行することが、自首(出頭)する前に自身が殺害した被害者の遺族に謝ることかもしれませんね。
次回153話から最終章『星に夢に』が開幕しますが、2025年内に最終回を迎え完結すると予想します。
ただ、神様の打倒や神になったカミキヒカルを打倒する展開になればもう少し連載が長くなるのでしょう。
逆に2024年7月放送のアニメ『【推しの子】』にJELEEやみー子が登場するかも。
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