作者:尾田栄一郎 漫画 ワンピースネタバレ感想察展開予想の最新情報を紹介します。(ONE PIECE)(本編内容引用)
「イカロスの翼」
【目次】
巨大な王国はなぜ世界政府に滅ぼされた
永遠のエネルギーを夢見て、世界を大きく未来へ進めたい一心で作った『マザーフレイム』について、「私は太陽に近づきすぎてしまった」とベガパンクは発言。
900年前に存在した『900年前にあるまじき未来都市エッグヘッドのような高度な文明を持つ王国(巨大な王国)』の民もマザーフレイムよりさらに上位の消えない炎を作って電気の代わりのインフラとして活用していたと思っています。
1068話でジンベイが「エネルギーを生み出す資源はいつも国々が奪い合い戦争のタネじゃ」と言ったことにベガパンクが賛同しているため、20の王国(世界政府)がジョイボーイら巨大な王国と戦争を始めた理由(原因)は、巨大な王国が作ったマザーフレイムの完全版を奪うためです。エネルギーを独占しようとしたのでしょう。(巨大な王国の高度な科学力や文明を恐れ羨やみ盗もうとした)
また、20の王国の王族が世界創造の神として君臨するため、高度な文明を持つ巨大な王国が目障りだったからです。高度な文明を持った巨大な王国が世界を支配する(低い文明の国は自然と巨大な王国を神と崇める)と恐れた20の王国が巨大な王国を滅ぼそうとしたと考えています。
理由は、41巻で描写されているクローバー博士らオハラの考古学者の推察です。(加えて1066話のシャカの話)
クローバー博士らオハラの考古学者によれば、王国の存在と思想こそが世界政府にとって脅威ではないかと推察されていて、それを聞いた五老星がバスターコールで考古学者ごとオハラを消滅させました。
巨大の王国の思想とジョイボーイの物語
後の世界政府を発足した20の王国の王族達(後の天竜人)が巨大な王国を恐れていたのは科学技術の高さだけでなく思想もですので、巨大の王国の思想と空白の100年と呼ばれる『ジョイボーイの物語』について予想。
自由の国に生まれたジョイボーイ
世界政府を発足した20の王国の王族(後の天竜人)は自ら神と名乗り奴隷制によって人間や他の種族といった奴隷を人間として扱っていなかった。
天竜人が支配する国とは対照的に、巨大な王国は神など存在せず支配もなく奴隷制もない国で差別無く自由に生きようという思想を持ちながら、ベガパンクと同じように世界を豊かにしようという信念の下様々な便利なものを製作。
便利なものの例は、マザーフレイムより上位の消えない炎や、ベガパンクの仮説どおり『人の進化』を望んだ末の悪魔の実。
巨大な王国を設立したのは月の民。
奴隷制も無く自由の巨大な王国で育った人間種のジョイボーイは他の種族や人種とも交流するべく海へと冒険に出ました。(ジョイボーイが巨大な王国の王族である可能性あり)
奴隷解放
ジョイボーイが訪れた中には後に戦う20の王国も含まれており、その国々では王族たちが他人種や他種族を奴隷として扱って迫害し支配。
それを見たジョイーボーイは「自分の国では他者を奴隷として扱っておらず、迫害もなく皆平等で自由だ」と奴隷達に教え、奴隷や世界の解放へと動き出します。
奴隷を自由にするべく各地を訪れたジョイボーイを敵と見なした20の王国の王族は、彼を『海賊』と呼び悪人扱いするよう奴隷達を洗脳。
しかし、ジョイボーイは解放の戦士となるべく巨大な王国が作った悪魔の実『ヒトヒトの実 幻獣種モデルニカ』(後のゴムゴムの実)を食べて太陽の神・ニカへと変身が可能になり、奴隷達はいつしかジョイボーイを太陽の神ニカと同じ『解放の戦士』と呼び信仰。
こうして、畏怖の対象であった20の王国の王族に対する信仰心などは失われ、奴隷達は一斉蜂起し20の王国の王族に反乱を起こします。
奴隷制が撤廃されることを恐れた20の王国の王族はジョイボーイを打倒しようとしますが、ジョイボーイや奴隷たちを守るべく巨大な王国が『解放の戦士』に加勢。さらにジョイボーイが世界各地で友好を結んだ国々が加勢し、その国々をも20の王国の王族はは『海賊』と読んだが、海賊達は面白がりジョイボーイの2つ名に『海賊王』を加えました。
友好を結んだのは魚人島、エルバフなど。バッカニア族、魚人族、人魚族、巨人族、ミンク族などいわゆる亜人種の国ですね。他にも現在の非政府加盟国のような20の王国以外でジョイボーイや巨大な王国の思想に賛同した人間の国も味方になったと思います。
ジョイボーイの思想である「世界平和」と20の王国の連合軍の思想である「力による支配」が衝突した結果、巨大な戦いへと発展。
1113話でベガパンクの「ジョイボーイの一団」「巨大な王国」の発言に象主(ズニーシャ)やミンク族が反応していたので彼らがジョイボーイの一団(味方)であったことは確定と思われます。巨大な王国の名前が『ドーン王国』だとすればモコモ公国が描写されただけで「どん!」と効果音があるのも伏線と思われます。ジョイボーイの一団やその子孫登場シーンには「どん!」という擬音が表示されるとか。
受け継がれるDの意志
巨大な王国と20の王国の王族の間で繰り広げられた戦争は巨大な王国側が優勢になりますが、奴隷を人質にとられたか裏切り者が現れて巨大な王国側の劣勢へと状況が一変。
マザーフレイムに似た動力とルルシア王国を滅ぼした古代兵器を巨大な王国から盗んだ20の王国の王族は兵器で巨大な王国側を追い詰め、最終的にジョイボーイと共に巨大な王国は消滅。
ルルシア王国を消滅させた時と同じく古代兵器の使用で海面が上昇し世界各地の陸も消滅。
20の王国の王族は世界政府を発足し海面上昇の影響がない高所のレッドラインに聖地マリージョアを設立。アラバスタなどの王宮が高所にあるのはリリィの助言によるもの。
人魚の助力で方舟ノアに乗り生き残った巨大な王国の民や加勢した国の民は世界各地へと散らばりジョイボーイが成し遂げられなかった支配からの解放を目指し『ワンピース』という財宝の伝承を作りました。
つまり『ワンピース』の正体は、奴隷が解放されて身分制度などの差別が無くなった世界。皆が平等に手を取り合って生きる世界という意味で『ひとつなぎの大秘宝』と名付けた。だからラフテルにあるポーネグリフを解読しワンピースの正体を知った海賊王ゴール・D・ロジャーは笑い話にしたのでしょう。
それだけだとアレなのでラフテルに20の王国の王族の下から取り戻したマザーフレイム的な動力源を封印。ヒトヒトの実(ゴムゴムの実)を食べて覚醒した海賊王が鉄の巨人を兵器を起動しマザーフレイム的な動力源で動かし20の王国の王族が作った世界政府を打倒し奴隷を解放。世界を自由にすることを目的としているのではないでしょうか。
追記
ワンピースの正体は空白の100年で海面が200m上昇した影響で沈んだ大陸や財宝のことかもしれません。ラフテルが巨大な王国だとすれば科学技術で海面を下降させてかつての大陸を取り戻すのかも。
また、空、海、陸、宇宙全てのことかも。
ジョイボーイや巨大な王国の民、彼らに加勢した国の民の生き残り巨大な王国の思想を受け継ぎいつしか『Dの一族』と呼ばれると同時に世界政府からは『神の天敵』と呼ばれました。
神こと天竜人のさらにトップであるイムは神仏どころか正体は悪魔もしくは悪魔との契約者。
五老星も現在のような悪魔や妖怪、モンスターの力を使って巨大な王国と戦った可能性がありますが、ゴムゴムの実の正体であるヒトヒトの実幻獣種モデルニカの能力について「ふざけた能力だと聞いている」と1044話で発言していたので、ジョイボーイを殺害した後もしくは巨大な王国を滅亡させた後に現在の五老星が生まれたのかもしれません。
不老不死に見える五老星の寿命も我々の人間と同じ100年程という可能性もありますね。
『Dの一族』は消滅する巨大な王国やその他の国から脱出する際に悪魔の実を持って世界各地へ散らばり世界政府打倒のために正体を隠しながら海賊たちへ悪魔の実を武器の1つとして宣伝。その際真の目的である支配からの解放を『空白の100年』の歴史と共に伝えてしまうと世界政府に罰せられるので『空白の100年』については明かしていません。
『Dの一族』にうまいこと乗せられた海賊たちは自然の母という海に嫌われる罰を背負いながらも自由を追い求め伝承のワンピースを手に入れることを目的として大海原へと出発。
ジョイボーイや巨大な王国、彼らの協力者の子孫であるDの一族は、巨大な王国やジョイボーイの思想を後世に受け継ぎます。これが『Dの意志』です。
また、エルバフの太陽信仰など世界政府から目をつけられないように偽装した形で『Dの意志』がエルバフや魚人島などの各地で語り継がれた。タイヨウの海賊団も意志を受け継いだ団体と思われます。
空白の100年はポーネグリフにしか記されていませんが、偽装した信仰などを組み合わせると空白の100年(ジョイボーイの物語)が完成するとかありそうです。
エースとロジャーのDの意志を受け継いだ者
白ひげが亡くなる前に「ロジャーが待ってる男は少なくともティーチお前じゃねェ」「ロジャーの意志を継ぐ者達がいる様に いずれエースの意志を継ぐ者も現れる…血縁を絶てどあいつらの炎が消える事はねェ」と言っていたので黒ひげのようなDの一族でありながらもその意志を受け継いでいないものもいます。
白ひげ曰く血縁者でなくとも意志を受け継ぐことができるので、Dの意志を受け継ぐDの一族には血縁者でもなることができます。名前にDが加わります。
ジョイボーイの意志を受け継いだのはロジャー。
ロジャーの意志を継いだ者はシャンクス。つまりシャンクスは天竜人と思われますが同時に世界政府を打倒する者Dの一族です。
そして、エースの意志を継ぐ者はサボとルフィ。
コブラの発言的にはメラメラの実は意志を受け継ぎ前からサボはDの一族だったように思えますが、もしかすると「Dの一族であるエースの意志を受け継いだからサボはDの一族になれた」とコブラは言いたかったのかもしれません。
ロジャーの意志を受け継いだ光月おでん。
おでんの意志を受け継いだのは光月モモの助とヤマト。
光月おでん、光月モモの助、ヤマトもDの一族です。
Dの意志を受け継いだ者、受け継いでいない者
受け継いでいない者
全ての歴史を知り次の世代に託したロジャーの意志はDの意志ですが、エースはDの意志を受け継いでいたかは不明。
エースのようなジョイボーイや巨大な王国の思想を受け継いでいないDの一族から意志を受け継いだ場合でも、Dの意志を受け継ぐことができるのかも不明です。
Dの一族から意志を受け継ぐ行為自体が『Dの意志』だとすれば白ひげの説明とは異なるため、やはりジョイボーイや巨大な王国の思想を受け継ぐのがDの意志と思われます。
とすると作中に登場する人物でジョイボーイや巨大な王国の思想を受け継いでいないと思われるのは
・マーシャル・D・ティーチ
・ロックス・D・ジーベック(死亡)
・ネフェルタリ・D・ビビ(これから受け継ぐと思われる)
・ポートガス・D・エース(不明)
・サボ(これから受け継ぐと思われる。巨大な王国の思想が関係なければエースの意志を受け継いだ時点でDの意志を受け継いだが)
ジョイボーイや巨大な王国の思想を受け継いだと思われる人物
※Dの一族の血縁者かどうか不明
・モンキー・D・ルフィ
・モンキー・D・ドラゴン
・モンキー・D・ガープ
・ポートガス・D・ルージュ(おそらく)
・ゴール・D・ロジャー
・ハグワール・D・サウロ(おそらく)
・ネフェルタリ・D・リリィ
・ネフェルタリ・D・コブラ
・ジョイボーイや巨大な王国の味方になった亜人種族(魚人族、魚巨人族、半魚人族、人魚族、半人魚族、巨人族、古代巨人族、手長族、足長族、小人族、トンタッタ族、ミンク族、蛇首族、三つ目族、ルナーリア族、バッカニア族)
・ジョイボーイや巨大な王国の味方になった奴隷(人間、亜人)
・ジョイボーイや巨大な王国に協力した者やその子孫、意志を受け継いだ者達。奴隷も含めてジョイボーイの一団。
・ロジャー海賊団船員
・シルバーズ・レイリー
・スコッパー・ギャバン
・クロッカス
・シャンクス
・バギー
・ダグラス・バレット
・クローバー博士
・ニコ・オルビア(ロビンの母)
・ニコ・ロビン
・オハラの考古学者
・ベガパンクやサテライト(正シャカ、悪リリス、想エジソン、知ピタゴラス、暴アトラス。欲ヨークは裏切り者なのでDの一族かは微妙なところ)
・ロキ王子
・しらほし
・光月おでん
・光月モモの助
・ヤマト
・ネフェルタリ・D・ビビ
・鉄の巨人エメト
・ゾウ(象主 ズニーシャ)
ルフィの味方をし意志を受け継いだ人たちもDの一族候補です。
・麦わらの一味(ロロノア・ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、トニートニー・チョッパー、ニコ・ロビン、フランキー、ブルック、ジンベエ)
・お玉
・錦えもん
・ゼウス
・猿山連合軍(モンブラン・クリケットなど)
・ハートの海賊団
・麦わら大船団
・イヌアラシ、ネコマムシ
・キャロット
・ペドロ
・シャンディア(カルガラ、ワイパーなど)
・ジョイボーイに関わった空島の人
キングの先祖のルナーリア族がジョイボーイの味方になったのかが気になりますね。
今現在Dの名を持っていることが判明しているルフィやガープ、ドラゴン、ロー、ティーチ、ロジャー、サウロ、ロックスなどもジョイボーイや巨大な王族の血縁者、協力者の血縁者ではない可能性もあります。
リリィ女王はジョイボーイや巨大な王国に敵対する20の王国の王族だが彼らの意志を受け継いだ協力者になったためDの一族になることができました。
光月家の先祖がジョイボーイに協力したためDの一族になり、おでんもその血縁者かつ先祖の意志やロジャーの意志を受け継いだためDの一族で、さらにモモの助はおでんの血縁者でおでんの意志を受け継いだのでDの一族です。
ヤマトはおでんの意志を受け継いだのDの一族。
ジョイボーイや巨大な王国の思想を受け継いだ両親から受け継がなかったエースって…。(受け継いだ可能性もありますが)
夢の果て
ジョイボーイは解放の戦士であると同時に初代海賊王であった。
後の海賊王ゴール・D・ロジャーはラフテルへと至りワンピースを発見したが高度な文明によって作られたマザーフレイムは使えず、悪魔の実『ヒトヒトの実』を食べていないため鉄の巨人などの兵器も使えないので宝はラフテルに放置。後に『ヒトヒトの実』を食べて海賊王になった者つまり解放の戦士が現れた時のために兵器と共にそのままにしたのでしょう。
また、ロジャーの時代にはしらほしのようなポセイドンの力を持つ王(海王類が2人の王)がいないため、ワンピースなどを放置したと思われます。
シャンクスが『ゴムゴムの実』を探していたのはDの一族に実を食べさせないためですが、空白の100年の真相を知っている彼が実を食べたルフィを始末しなかったのかが不可解。
始末しなかった理由は、シャンクスもネフェルタリ・リリィと同じようにジョイボーイやDの意志という支配からの解放に賛同したからです。
そして現代。
ルフィはDの意志についてよく分かっていませんが、Dの一族かつジョイボーイと同じヒトヒトの実(ゴムゴムの実)を食べた影響でDの意志が脳に現れてたり、ゴミ山『グレイターミナル』で差別を実感したことで海賊王を目指しているのでしょう。
ベガパンクの話やポーネグリフの解読でDの意志を理解するはず。
将来的には魚人族や巨人族、バッカニア族やルナーリア族、小人族、ミンク族、月の民など様々な種族や人種同士で結婚し子どもをもうけるのが当たり前になるのかも。
巨大な王国で巨人と人間が結ばれバッカニア族が誕生した可能性もありますね。
ルフィはジョイボーイと同じように世界政府の支配から奴隷と世界を解放をし、世界の夜明けを達成します。
つまりルフィの夢の果ては世界平和
ということで巨大な王国の思想とは「奴隷制が無く皆平等に自由に生きること」「世界平和」
そして、巨大な王国国民の子孫であるDの一族は巨大な王国の思想に基づいて「奴隷制や貴族制を撤廃させるために天竜人ら世界政府を打倒する」という目標を『Dの意志』として掲げたことになります。
ジョイボーイら巨大な王国と20の王国連合軍(世界政府)が戦争した理由は3つ
・20の王国(世界政府)が巨大な王国が作ったマザーフレイムの完全版を奪うため
・ジョイボーイら巨大な王国が20の王国にある奴隷制を撤廃しようと動いたから
・世界平和
今回掲載本誌
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