作者:尾田栄一郎 漫画『ワンピース(ONE PIECE)』ネタバレ感想考察展開予想の最新情報を紹介します。
今回は考察
以前投稿した記事ですが諸事情により改めて記事を投稿しています。
歴史(空白の100年)の全てを知る海賊王が誰にも真実を告げず動かなかった
謎に満ちた空白の100年の全てを知っているのは海賊王ゴール・D・ロジャーの一団(ロジャー海賊団)と明かしたベガパンク。
ポーネグリフを解読しジョイボーイや巨大な王国の思想、Dの一族の『Dの意志』を知ったと思われるロジャーやレイリー達ロジャー海賊団。
シャクヤク(シャッキー)が経営するシャボンディ諸島13番GRにある酒場『シャッキー’S ぼったくりBAR』で、ロジャー海賊団の船員で副船長のレイリーが「ベガパンク―――じじいがベラベラと… 若者から奪い取るなバカモノめ…!!」「なァロジャー“楽しみ”をよ…」と酔いながら語ります。
ベガパンクの言う「空白の100年の全てを知る海賊王が誰にも真実を告げず動かなかった理由」が次回以降でベガパンクの推察として語られるのかは不明ですが、考察してみました。
歴史(空白の100年)の全てを知る海賊王が誰にも真実を告げず動かなかった理由
2人の王の誕生
ロジャーは不治の病ですが、それでも真実を告げることはできたはずです。(他のクルーもいますし)
ちなみにそのロジャー海賊団には魚人族などの人間族以外がいるので、現在の麦わらの一味と同じメンバー構成であり、かつてのジョイボーイや巨大な王国も他種族との交流があったと思います。
ロジャー達がラフテルに到達しジョイボーイの遺したもの全てを知りながらも
真実を告げず動かなかった理由は、「早すぎたから」
968話でレイリーとロジャーの会話でレイリーは「おれ達は早すぎたんだ」「ワンピースか… 誰が見つけるんだろうな」と言っています。
「早すぎた」とは『2人の王』が誕生していないことを指しています。
2人の王とはリュウグウ王国 王女人魚姫しらほしとモンキー・D・ルフィ。
20年前にロジャーと光月おでんが聞いた海王類の言葉は「生まれれよ…!!ぼく達の王が生まれるよ…~」でした。ちなみにこの時の「クジラたち」はラブーン達アイランドクジラのことでしょう。
ルフィやドラゴンは巨大な王国の王族と思われるジョイボーイの子孫だと思いますが、ルフィに関してはゴムゴムの実でニカの力を手に入れて世界の王つまり海賊王になることを海王類は予見していたのでしょう。
ロジャーが海賊王になった時にはしらほしが誕生していないため、「早すぎた」のです。
海賊の王ロジャー1人では、巨大な王国やDの一族が遺した『Dの意志』を果たすことができないため、空白の100年の真実や『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』は20年後に託されました。
世界がひっくり返る
ワンピースが海を操作できるのであれば、現在の陸と海を逆転させるか海面を下降してかつての大陸を復活させる。
しらほしは古代兵器『ポセンドン』で海王類達を操り方舟ノアを使うことが可能ですので、ジョイボーイと人魚の約束であった地上で暮らすことができます。
つまり、ロジャーが海面を操作してもしらほしがいないため人魚は地上へ行くことが叶わず死んでしまうかもしれないので早すぎたのでしょう。
また、ワンピースは海面下降だけでなく、世界をひっくり返すことができるのかもしれません。
かつて海に沈んだ陸がワンピースの使用で陸になり、現在の陸が海になる。
ロジャーの「世界をひっくり返す」、白ひげの「世界をひっくり返るのさ」は海と陸が逆転することを意味するのでしょう。
そして、現在は世界政府(20の王国)が善(海軍も善)、海賊(ジョイボーイやDの一族)が悪、天竜人が神、天竜人に支配される奴隷がいる常識がありますが、もしルフィなどの海賊がひとつなぎの大秘宝ワンピースを手にれた時はその常識がひっくり返り、世界政府(20の王国)が悪(海軍も悪)、海賊(ジョイボーイやDの一族)が善、天竜人は人間、奴隷解放になります。
ジョイボーイやロジャーもその常識をひっくり返したかったのでしょう。
※ただしくは一部の海賊が善ですね。善良な者から略奪する海賊は変わらず悪党です。海軍はほぼ善ですが、ネズミ大佐のような悪やサカズキのような間違った善の考えをする者もいます。
イムら天竜人の世界政府や元帥赤犬サカズキのようなすべての海賊を悪と考える者がワンピースを手に入れてしまえば常識は現在のままです。
海兵でもコビーがワンピースを手に入れれば、全海賊が悪という常識は無くなると思います。
そうでなくともルフィが冒険をして“支配から解放された国や島”は「麦わらの一味は悪ではなく善だ」と世界に訴え常識を変えるのでしょう。
マザーフレイムの完成
もう1つの理由が古代兵器の動力、燃料がその当時存在しなかったからです。
万が一、世界政府が古代兵器ウラヌス及びその動力・燃料を所持していれば、空白の100年、巨大な王国の思想、Dの意志を明かしたところでロジャー海賊団は古代兵器プルトンを動かす動力・燃料を持っていないうえ古代兵器ポセイドン(しらほし)が不在のため、ロジャーはロジャー海賊団やDの一族が滅ぼされると予想して隠された歴史を明かさず動かなかったのでしょう。
実際には世界政府もウラヌスの動力を持っていなかったので倒せたのかもしれませんが、2人の王が揃っていないので難しかったのかも。
ロジャーはベガパンクなどの科学者がマザーフレイムを作り、海王類の言葉どおり2人の王が揃う未来へDの意志を託したのでしょう。
ルフィはニカの力で鉄の巨人などの古代の兵器を起動可能、ニカやジョイボーイと同じように奴隷や迫害された人間、亜人種などを味方にして世界政府と戦うことができます。
イムら世界政府が所有している古代兵器ウラヌスに対抗するためルフィが古代兵器プルトン(戦艦ですが、原子力船の潜水艦や航空母艦と思われる)を使うのかもしれませんね。
海のポセイドン、海のプルトン対空のウラヌスになりますが陸担当はいないのか。
プルトンに関してはマクシムのように空を飛べる可能性もあり、マクシムのように月へ到達できる可能性もあります。そうするとプルトンは海と空両方担当になります。
空白の100年に2人の王が揃っても倒せなかった世界政府をルフィ達がどう倒すのかお楽しみに。
1116話ラストでベガパンクが疑問に思った、ロジャーが歴史(空白の100年)の全てを知る海賊王が誰にも真実を告げず動かなかった理由は以下のとおりです
・ロジャーの時代には2人の王のうち、海賊王しかいなかったこと(古代兵器ポセイドンの使い手しらほしが誕生していない)
・古代兵器プルトンの動力・燃料がない
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