ビビが何万年前の恐竜を知っている理由
最初の20人の天竜人が世界を創造したのであれば、世界の歴史が始まったのは800年前です。
しかし、リトルガーデンを見たビビは「グランドラインにある島々はその海の航海の困難さゆえに島と島の交流もなく独自の文明を築き上げているの。飛び抜けて発達した文明を持った島もあれば、何千年も何万年もの間何の進歩もとげずにその姿を残した島だってある。グランドラインのデタラメな気候がそれを可能にするのよ」と800年(空白の100年)より前の歴史を知っています。
さらにビビと行動を共にして恐竜を見たルフィが空を飛ぶ恐竜を見て「トカゲか?」アンモナイトを見て「イカガイ」恐竜を見て「陸に海王類がいるんだ」と言っていたのに対して、アンモナイトや恐竜の存在を知っていました。
Dの一族全員が空白の100年より前の時代のことを知っている訳ではなく、ビビが歴史を知っているのはネフェルタリ家が歴史を語り継いでいるからです。
ネフェルタリ家(王族)で最初のDの一族であるリリィ女王は正しい歴史を伝えることで、いつかDの一族が世界をひっくり返し常識を変えてくれると信じていたはずです。
その願い、リリィのDの意志は800年後のビビまで受け継がれました。
ブラッグメン(うそつき達)も真実を記した資料として過去のネフェルタリ家が書庫に保管し、ビビが見たのでしょう。
作品初期の段階で、ルフィが古代を知らずビビが古代を知っている設定がありますが、空白の100年が後づけの設定だとすればかなり上手に繋げていますよね。