作者:福田晋一 漫画『その着せ替え人形は恋をする』(着せ恋)103話 ネタバレ感想考察確定の最新情報を紹介します(本編内容引用)
【目次】
次のステージへ?
カラーページは喜多川さんの推し五条君の缶バッジ?
文化祭編で五条君がクレーンゲームで獲得した猫のぬいぐるみもいます。(コミックス13巻特装版のアクスタにもいます)
どこかの漫画編集部(会話からは漫画『天命』の作者司波刻央が連載している会社の雑誌編集部)でも喜多川海夢のハニエルコスが話題になり、担当編集が芸能事務所やコスプレ衣装を作ってる企業にも片っ端から連絡していると判明。
ハニエルで表紙巻頭グラビアデジタル写真集などの構想が語られています。
部署の人は、ハニエルコスをコスプレイヤーは承認欲求を満たした快感を忘れられないし自分で名乗り出てくるだろと勝手に憶測だけ語っていますが実際コスプレイヤーはどのような事を思いながら活動しているのでしょうか。
このまま喜多川さんがプロコスプレイヤーになれば、現在隠しているハニエルコスのレイヤーの正体を事務所の方針で知名度アップのため発表しなければいけないでしょう。
そのことで喜多川さんが傷つくのは見たくないです。
今回の喜多川さんの場合はハニエルコスを楽しみましたが、ハニエルコスの所為で五条君との間に距離が出来てしまったので今後コスプレ活動に消極的になるかもしれません。
コスプレイヤーの芸能事務所からスカウトもされているので、プロの世界という次のステージへ行く展開も面白そうですが、五条君と更に離れていき苦しむ展開は辛いです。
次のステージへ
これまでの喜多川さんであれば「五条君がデートに誘ってくれた!」と大喜びでしょうが、実際2人の時間では「笑わないと」と無理をして本音を言い出せず。
おじいちゃんの体調の心配だけでなく、コスプレ衣装製作が影響して五条君が夢を叶える時を遅らせる可能性があると喜多川さんは考えているはずです。
五条君とのコスプレ活動をやめることも考えるようになるのかもしれませんが、おじいちゃんが以前「コス衣装づくりなど色々なものを見て経験したから面相書きで雛人形の表情が良くなったのかもしれない。海夢ちゃんにお礼を言わないとは」と言っていたので、コス衣装製作は五条君にとって無駄なものではなく寧ろ雛人形職人として成長するためにも大事なことでした。
五条君がそのことを伝えて喜多川さんとこれからの活動についてきちんと話をしてほしいです。
プロコスプレイヤーのスカウトだけでなく、編集部の会話からも外堀を埋められてプロコスプレイヤーになる道しか無くなっているようですが、プロとなればこれまでの「なりたいキャラへのコスプレ」だけでなく、なりたくないが案件として「ならなければならないキャラへのコスプレ」をする必要があり、喜多川さんが苦しむかもしれません。
再会
五条君の従姉妹五条美織から連絡があり、のんちゃんと突然の再会。
のんちゃんの正体は菅谷乃羽ではありませんでした。
44話で菅谷乃羽が五条君を見つめ何かを思っているため、のんちゃん(のばら)=菅谷乃羽の可能性もありましたが、47話でのんちゃんを思い出した五条君に乃羽が「五条君と海夢って付き合ってんの!?」と質問しているのでのんちゃん(のばら)=菅谷乃羽の可能性は低くくなり、103話でのんちゃん本人が登場したことで菅谷乃羽の可能性は完全に無くなりました。
菅谷乃羽が成長したのんちゃんであれば五条君は気づくはずですのでありえない予想でしたね。
のんちゃんの目の色は青色で、菅谷乃羽の目の色は黒色ですし。
アニメ版では担当声優が違いますし。
アニメ版のクレジットでのんちゃんは「のばら」という名前になっているので絶対に菅谷乃羽ではありませんでした。
しかし、菅谷乃羽が五条君を見つめ何かを考えていたのは上記の交際についてだけではなく、実はのんちゃんと菅谷乃羽が友達だからという可能性もあります。
のんちゃん(のばら)のフルネームが気になりますね。
喜多川さんと五条君の心に距離があるときにかつてのトラウマであり幼馴染ののんちゃんを2ヶ月休載後に登場させる福田先生恐ろしいし最高。
「のんちゃん帰ってきてるのよ!」と五条美織が言っているため、五条君へ暴言を吐いた後に別の街へ引っ越したがこの度戻ってきたということでしょう。
のんちゃんは五条君への発言「気持ち悪い!」「わっちゃんなんて大嫌い!」を後悔していて謝罪。五条君と和解した後、職人姿の彼を好きになる可能性があります。
幼少期では五条君を「わっちゃん」と呼んでいたが今は五条君と呼ぶのかもしれません。しかし、和解し「わっちゃん」呼びに戻るのでしょう。
そして、喜多川さんは自分が五条君の隣にいることで五条君の夢(頭師になること)を奪うと思い、彼への恋も諦めてのんちゃんに譲るかもしれません。
そうなると辛すぎて吐くかも。
今回ラストで五条人形店の前で目があった喜多川さんとのんちゃん。
現在ののんちゃんが雛人形を好きな五条君をバカにする展開はさすがにないと思いますが、バカにすれば喜多川さんとのバトル展開になるのでしょう。
色んな意味で次のステージへ進んだ回でした。
のんちゃんはすでに登場していた!?
1話以来の登場となったのんちゃんですが、実はすでに登場していた可能性があります。
その登場シーンとはコミックス第7巻第51話、そしてその正体は人気女優のMICOです。
MICOとは誰なのか分からない方に説明すると、MICOは実写ドラマ版『生徒会長はNo.1ホスト』(生ホス)の主人公鴻上麗(麗様、レイ様)を演じた女優。
そして喜多川さんが文化祭のミスコンで男装し1位になったのも麗様のコス。
MICOとのんちゃんどちらもツリ目で髪型も似ていますがまつ毛がすこし違うように見えます。しかし、のんちゃんの隣にいる母親らしき人物は元女優とかマネージャーもしくはプロデューサーとかやっていそうでのんちゃんの正体は女優のMICOの可能性が高いです。
ただ、レイ様役にしてはのんちゃんの身長は低いように見えますし、MICOがサイドの髪を刈り上げているのに対してのんちゃんは刈り上げていません。
ドラマ版を見ている喜多川さんがのんちゃんに反応していないのでのんちゃんとMICOが同一人物である可能性は低いです。
一方で、五条君は実写ドラマ版生ホスではなく原作漫画版しか見ていないので、五条君がMICO=のんちゃんと気付かない納得の理由もあります。
五条君は漫画版の麗様を見てコスで再現し、それを見たクラスメイトらがドラマ版の麗様にそっくりと評価したので、女優MICOの原作再現度も非常に高いことが分かります。
劇中作のホラー映画『怨電』に天沢美子という役者らしきがクレジットされていましたが、天沢美子がMICOかもしれません。
天沢美子やMICOが芸名で本名が青柳のばらなのか。
のんちゃん対喜多川海夢のハニエルコス
冒頭にて漫画雑誌編集者が「冬コミでハニエルコスをしたコスプレイヤーを捜索している」ことが語られていました。
自ら名乗り出るだろうと言われていましたが、のんちゃん(のばら)が女優(俳優)のMICOではない場合、のんちゃんが「自分が冬コミでハニエルコスをしたコスプレイヤーだ」と名乗り出る展開もあると思います。
名乗り出る理由は五条君と共にコスプレ活動をするため。
さすがにプロの女優が嘘をついて名乗り出るのは色々と問題がありそうなので、のんちゃんがMICOの場合は名乗りでないはずです。
MICOが女優を引退して現在はコスプレイヤーになっている可能性もありますが、そうだとしてもそもそもプロ、素人関係なく嘘をついて名乗り出るのは問題ありますね。
のんちゃんがそのような人ではないと信じています。
のんちゃんの正体が女優のMICOもしくはコスプレイヤー、またはコスプレイヤーを目指しているとすれば、ハニエルコスでの五条君の表現力に感銘して化粧や衣装制作を依頼するかもしれません。
これまではほぼ喜多川さん専属のデザイナー、パタンナー、メイクアーティストでしたが、のんちゃんが五条君を相棒にすると宣言し、のんちゃん対喜多川さんで五条君の取り合いになるのでしょう。
つまり
女優(俳優)もしくはプロコスプレイヤー対コスプレイヤー(読者モデル)
の熱き戦いが繰り広げられます。
本物のハニエルはどちらかを決めるためのハニエルコス対決や生ホスの麗様コス対決など。
芸能人同士プロコスプレイヤー対プロコスプレイヤーになる可能性もあります。
本作では文化祭のミスコン以外でのコス対決は無かったですし本格的な対決ではありませんでした。
世界コスプレサミットのワールドコスプレチャンピオンシップなどで決着をつける展開はありそうです。
五条君がのんちゃんに「奇麗」と言ってしまう!?
五条君の重要な台詞「奇麗」はアニメ1期に収録、アニメ2期には文化祭編に収録されるはずですが、3期と思われる天命編の原作には「奇麗」は収録されていません。
のんちゃんとの再会で五条君がコスプレをしたのんちゃんに「奇麗だ」と言って喜多川さんが絶望する展開もあると思います。
喜多川さんは更にのんちゃんをライバル視し、2人の戦いは更に熱くなるのでしょう。
まとめ
『天命編』は五条君の成長と喜多川さんを取り巻く環境の変化が描かれました。
五条君は職人として成長しましたが、代償(?)もあり後味の悪い感じに。
ハニエル(喜多川さん)の心は悪魔(五条君)だけのものですが、肝心の五条君は目を反らしてしまい、このままだと悪魔に二度と会えない天命のようになってしまいます。
また、取り巻く環境の変化があったのは今のところ喜多川さんだけですが、他のコスプレイヤーからハニエルの衣装が高く評価されていたので今後五条君の方でも変化があると思います。2人の心が離れた状態が続いて離れ離れになって活動する可能性もあるのが怖い。
プロとしてスカウトされたがこれからどう活動していくか、物語の重要な分岐点でのんちゃんと再会。
これまでの笑える着せ恋とは違って重い展開になりそうですが、五条君がトラウマを解消するならば避けては通れない話です。
五条君のメンタルが弱っている時の幼馴染襲来でどう盛り上がるのか楽しみですね。
現在作中では五条君高校1年生の1月です。
2月には雛人形を飾る時期ですので、雛人形の新作が発売される1月から五条人形店にお客さんがたくさん訪れると思います。
その結果、喜多川さんとの交流やコス活動についての時間は減り、喜多川さんはプロコスプレイヤーになるどころかコス活動自体を辞めてしまうかもしれません。
コス活動を辞めようとする彼女を引き止めるのはこれまで出会ったコスに関わった人だと思います。(五条君以外にも乾紗寿叶(ジュジュ様)や乾心寿、緒方旭など)
のんちゃんが登場したことで終盤感がありますがまだまだ続いてほしい。
五条君と喜多川さんはまだ高校1年の冬なので高校卒業まで描くとして、今はまだ序盤で次回からが中盤で、あと14年以上は続く?いや、続いてほしい。
次回104話展開予想記事
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今回掲載本誌
次号本誌(次回掲載はNo.13)
感想記事
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