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次号掲載本誌(休載)
原作:赤坂アカ 作画:横槍メンゴ 漫画【推しの子】138話「清算」 感想(本編内容引用)
【目次】
清算
映画『15年の嘘』の懇親会を開催する姫川大輝。
参加者はアクア、MEMちょ、不知火フリル。
CM3本分(3,000万円)の新車ベントレーにメンバーを乗せて走り出した姫川。
しかし、自損事故発生。
アクアの着ていたTシャツは双子デザイン。
フリルのは『キン肉マン』のウォーズのデザインでしょうか。
事故後にフリルが姫川とアクアは血が繋がった兄弟だと言ったのを聞いたMEMちょ。
初耳で驚き「アイとルビーは男で姫川さんとアクたんは両想いって事?」と混乱。
ちいかわと化したMEMちょ。
MEMちょの考え(誤解)
・アイが実は男でアクアと姫川の父
・ルビーは男
・アクアが女で姫川と両想い(アクアが男でBL展開もある?)
アクアが映画で演じる自信と姫川の父はアイが妊娠した時は中学生で、姫川はアクアより3つ年上のため、「姫川のお母さんはさ…」と言ったMEMちょ。
その先の言葉について「分かってて受けた仕事だ」言い、「俺たちは自分たちの手で、俺たちの親がやってきた事の清算をしなくちゃいけない」と語る姫川。
MEMちょが「姫川のお母さんはさ…」の後に言えなかった言葉は、「姫川大輝の母である姫川愛梨が当時11歳の父(カミキヒカル)と不倫で性行為をして出産した」でしょう。
姫川大輝が演じるのは戸籍上の父親である上原清十郎。(妻の姫川愛梨役は不知火フリル)
映画撮影で一番辛い思いをする姫川は、自分の親がしたことで世間から侮辱の言葉や誹謗中傷を受けるかもしれないのに、過去と向き合い清算しようと行動しているのがすごい。
少年A
鏑木勝也プロデューサーにはお世話になったと言い、映画『15年の嘘』のスポンサーになったカミキヒカル。
映画『15年の嘘』は、訴訟されても困るため色んな人の名称使用許可を得てるが君(カミキ)に許可は取っていないと説明する鏑木。(例えば、旧B小町メンバーの高峯(たかみー)や新野冬子(ニノ)、アイの母・星野あゆみなど)
「君をこの作品では少年Aと呼んでいる。この意味がわかるかい?」とカミキヒカルに問います。
「ええもちろん」と笑顔で答えるカミキ。
星野アイに劇団ララライのワークショップを紹介して、そこで出会ったカミキヒカルにアイが恋をし、アイドルとして成長したと鏑木Pはアクアへ語っていました。
しかし、恋をした相手が誰かは知らなかったので、今回が鏑木と因縁の相手であるカミキとの初対面になるのでしょう。
鏑木が「お世話…ね」と言っていますが、自分が劇団ララライを紹介した結果カミキヒカルと出会いそしてアイが死んだため色んな感情が混ざっているように聞こえます。
鏑木もカミキヒカルの協力者である可能性もありましたが、今回の会話で協力者や黒幕でないことが分かりました。
アイへのいじめ行為を映画にすることをたかみーやニノが許可したのも謎なんですよね。
たかみーは映画公開後アイのファンから責められるのを想像していない可能性がありますが、ニノはカミキヒカルと繋がっているので彼の作戦通りに動いているだけでしょう。
カミキヒカルがスポンサーになった理由
とりあえずカミキは撮影所に現れそう。
自分の子供であるアクアとルビーがどのように成長したかを実際に見たいという理由もあってスポンサーになった可能性もありますが…。
映画では直接名前が公表されないとは言え、星野アイとの間に子供がいながら結婚せず子供を放置し最終的にアイを殺した人物として描写されるので、マスコミなどが「少年Aの正体はカミキヒカル」と答えにたどり着くはずです。
そして世間に責められるのがアクアにとっての復讐になるのでしょうか。
もしその様になれば、芸能界で才能を開花させて目が星になった者に近づいて殺すことができなくなるので、スポンサーになり映画の撮影を妨害して公開させないように動くのかも。例えば、他のスポンサーの弱みを握り降ろさせるとか。
もしくは、ルビーをスターにするため映画『15の嘘』に助力している可能性あります。
ルビーについて「美人に育ったね 流石君と僕の子だ」とアイのお墓の前で発言していたことから、カミキヒカルの最終目標は血の繋がりがある上、芸能界で才能を開花させて目が星になったルビーを殺すことなのであれば、映画『15の嘘』でルビーをスターにさせるのがスポンサーになった理由なのかも。
世間から責められたとしても神の力的なもので民衆を洗脳したりして、猟奇殺人鬼にとって最高のシチュエーションであるこの殺人を成し遂げようとするのでしょうが、阻止してほしいです。
映画『15の嘘』の結末
アクアは映画『15の嘘』でカミキヒカルを殺そうとしていますが、「アイ役が自分を殺した男を許すかどうかで全てが決まる(断罪するかどうか)」と不知火フリルは想像していて、アイがアクアへ託した願いが復讐ではなく、嘘で塗り固められていない本当の自分をファンや関係者に知ってもらうことだとすれば、アイ役のルビーがカミキヒカルを許す展開があると思います。(旧B小町メンバーは本当のアイをしりながらも見ようとせず、彼女を信奉していたので、メンバーへは友達だった頃のみんなに戻ってほしいと願いアクアへ託したと思います)
「ごめんね 私は君を愛せない」は決別の言葉ではないので、カミキヒカルが映画『15年の嘘』を見てアイが自分を愛していたと知り、「自分は他者からの愛がほしかった」と自分の気持ちに気づき、アイに拒絶されたと勘違いして殺したことを後悔してと罪悪感で苦しんで終わる可能性もありますが、暴走したカミキヒカルやカミキに神の力を与えた黒幕の神がルビーやアクアを消そうとするパターンもあります。
その時は、アマテラスの力をもったルビー、そしてツクヨミの力をもったアクア、名探偵あかねが事件を解決して全員無事でカミキヒカル(と黒幕がいれば黒幕)を倒してほしいです。
イザナギやイザナミ、アマテラス、ツクヨミ、スサノオといった神が黒幕の悪しき神やその使いであるカミキヒカルを倒すために流産するはずだった星野アイの双子(アクアとルビー)に雨宮吾郎と天童寺さりなの魂を入れたのであれば、これで物語は完結するはずですが。
しかし、ここから『神話編』が始まる可能性もあります。
神話ではイザナギの左目からアマテラスが生まれて、右目からツクヨミが生まれたので、当初左目が星だったルビーはアマテラスの化身、右目が星だったアクアはツクヨミの化身です。
さらにアクアの本名は愛久愛海(あくあまりん)で、海の神であるスサノオの化身でもあります。
68話にて上原清十郎が自身の父親だと誤解して目の星が消えた後、98話でカミキヒカルが父親であり復讐相手だと知ったときに両目が星になったのもその影響かも。
ルビーも79話で母アイとせんせ(雨宮吾郎)を殺した犯人への復讐を誓ったときに右目にも星が出現していますが、その神は作中で名前が登場した天鈿女命(アメノウズメノミコト)かも。岩戸に隠れたアマテラスを救出した神なので何かしら繋がりはありそうです。
ルビーは123話で天童寺さりなの気持ちでアクア=雨宮吾郎に本音を話していて、その時に目の星が消えているので、前世の話をする時に星が消えるのかも。
もしかすると復讐を完了した時に目の星が消える可能性もありますが、1話冒頭が復讐を終えた後だとすればスターでいる間は2人の星は輝き続けるのかも。
カミキヒカルを倒すの第10章が『神話編』で最終章だとすればあと2~3年で『【推しの子】』が完結する可能性があるので寂しいですね。
その他以前予想した神話についての記事。
当時と予想が変わっているかも。
「ごめんね 私は君を愛せない」の意味の候補をもう1つ。
姫川愛梨が「アイとカミキの間に子供がいる」と世間に明かすとカミキへ言って、カミキが心中に見せかけて殺害したのかもしれません。この時はアイや子供を守るための行動でしたが、実際殺害した時に
現在の様な猟奇殺人鬼へと変貌したのかも。
片寄ゆらを殺害した際「価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる」と発言していましたが、そう考えるようになったのは姫川愛梨を殺した際に生まれた感情と思われます。
姫川愛梨から性加害(レイプ?)受け心が壊れていたのもあるかもしれません。
つまりすべての原因は姫川愛梨です。
アイがカミキと連絡を取ったときに「私達の事情も分かってくれるよ」と言っていました。
これは、アイはカミキが愛梨を殺害したのを知っていて、カミキが自分たち(アイと子供)を守るためとは言え殺人を犯しているため、もし犯行がばれた場合子供たちに危害が及ぶことを考えて星野アイとカミキヒカルは分かれたことを意味しているのかもしれません。
「ごめんね 私は君を愛せない」の意味もこれが原因かも。
つまり「アイはカミキを愛していた」が真実になります。
カミキはアイを愛していたが、快楽のため愛よりも価値あるアイの命を奪うことを選んでしまったと思います。
次号休載。連載再開は2月8日発売のヤングジャンプ10号。
2024年1月24日に実写化(映画とドラマ)が発表
おめでとうございます!
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