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『SPY×FAMILY』番外編11 感想 アーニャの本名はアニア(ANIA)?ANYAはハンガリー語で「母」を意味。アーニャは外国人でポーランド出身 本当の親について ロシアと日本人のハーフかも アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァが復活!? ギリシア語で目覚めた、復活した女 【スパイファミリー】【SHORT MISSION:11】

shonenjumpplus.com

 

作者:遠藤達哉 漫画『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』番外編11(SHORT MISSION:11) 感想(本編内容引用)

 

【目次】

 

 

アーニャの名前の秘密

アーニャがイーデン校に入学して間もない頃、自分の部屋に名前のプレートを飾ったアーニャ。

アーニャがプレートに彫ったのは「ANIA」。

ですが、アーニャのスペルは「ANYA」だと黄昏がアーニャに指摘。

アーニャは何かを言いかけましたが「分かった...」と言いました。

ヨルさんの「私が彫ってあげましょうか。刃物は得意です」が怖い。
先日放送されたアニメ『豪華客船編』では花火と共に血が飛び散っていました。

 

 

特別イラストは黄昏がアーニャを引き取った孤児院。

自分を外へ連れて行ってくれる人を待っていたのでしょう。

 

 

 

 

アーニャはポーランド人かロシア人(出身)?

アーニャの本名(本当の名前)が「アニア」の可能性もありますが、可能性は低いと思い考えをまとめました。

ポーランド人説

アーニャが間違ったスペルで名前を彫っていた時にヨルさんが間違いを指摘しなかったのが引っ掛かりますがとりあえずスルーで。

 

アーニャはテストなどで自分の名前を書くときに「ANIA」と書いていましたが、ここにきての伏線回収いいですね。

 



「アーニャ」という名前は主にヨーロッパ(ポーランドなど)やロシア語圏内で使われています。

 

公用語別アーニャ
・anya(ロシア語)
・ania(ポーランド語)
・anja(ドイツ語、スロベニア語、クロアチア語)
・anya(ハンガリー語)
 

 

 

本作の舞台である「オスタニア(東人民共和国)」の元ネタはドイツと思われますが、Googl翻訳を使用してアーニャをドイツ語に変換すると「Anya」になりました。

そしてカタカナのアーニャをポーランド語に変換すると「ANIA」になりました。

つまりアーニャはオスタニア出身ではなくポーランド人(外国人)である可能性が高いです。

 

 

ロシア人説

『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場するアナスタシアはロシア人と日本人の間に生まれたハーフで、日本人のママが「アーニャ」とあだ名をつけられています。

ロシアではアナスタシアのあだ名は「アーシャ」「ナースチャ」が普通らしいのでスパリファミリーのアーニャがロシア人という可能性は無くなります。

 

しかし、アーニャの名前がデレマスのキャラと同じ「アナスタシア」である可能性もあります!

アナスタシアのロシア語表記は「Анастасия」これを英語表記にすると「Anastasia」になります。

そしてアーニャの親のどちらかが日本人である場合アナスタシアの愛称は「アーニャ」になり、英語表記にすると「Anastasia」→「Ania」になります。

つまり、アーニャはロシア人と日本人の間に生まれたハーフ

 

突然関係のない英語が出現したのが気になりますが、作者はロイドの名前をつける際にイギリス人の人名で調べたとのことですので、今回英語を出してみました。

例えばアーニャは王族で、クーデターが起きたりや他国から侵略される可能性を考えていた両親が外国でも生きていけるようにと英語を教えていたのかも。

times.abema.tv



そして、ロシア人でアナスタシアと言えばこの人

ロシア帝国ロマノフ朝最後のロシア皇帝ニコライ2世の娘であるアナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ
ジークムント・オーセンの使用している古代ギリシア語で「アナスタシア」は「目覚めた、復活した女」という意味があります。

つまりアーニャのモデルになったのはアナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァで、アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァが復活するということになります。
本作は1960〜70年代くらいの時代を想定していて、アナスタシアは1918年に亡くなっています。40、50年の時を経てアーニャという器にアナスタシアの魂が入って復活するという展開でしょうか。

アナスタシアは史実では17歳で銃殺されるのでアーニャもその可能性がありますが、ロイド・ヨルさん・ダミアンが協力して救ってほしいです。

 

 

 

ポーランド人、ロシア人どちらかは分かりませんが、プロジェクトアップルで実験体になっていたころから「アーニャ」と自分の名前を呼んでいたので、実験のために他国から誘拐された可能性が高いです。

 

 

今回アーニャがロイドに何か言おうとしていましたが、自分の母国や母国語について伝えたかったのかもしれません。

ただし、そのことを伝えればスパイであるロイドはアーニャの身辺を徹底的に調べて厄介な人物(例えば王族、王の隠し子とか)と判明し、また施設へ戻される可能性があるのでアーニャは踏みとどまったのだと思われます。

 

 

42話で古語のテストだけ他の教科より良い点数(41点)をとったアーニャ。

しかもスペルミスがなければかなりの高得点。

それを踏まえてアーニャは古語を母語としている国の出身なのではとロイドが推察していました。

アーニャの書くオスタニア語の字が下手なのは古語を母語としている国出身だからでしょう。

しかし、1960〜70年代くらいの時代を想定している本作でアーニャがいたポーランドが古語を母語にしているかは不明(古ポーランド語や中世ポーランド語は過去に存在している)ロシアの古語は古東スラヴ語ですがこれも母語になっているかは不明。

アーニャがジークムントの使用している古代ギリシア語を理解できなかったため、ギリシア以外の国出身であることしか判明していません。

 

 

アーニャが「ありがとうございます」を「あざざます」と言ったりと言葉が少し変なのは幼いからと思っていましたが(ロイドは4、5歳と推察)、アーニャが外国出身でオスタニアの言葉をプロジェクトアップルの研究者たちきちんと教えてもらえなかったからという可能性もあります。
きになるのが6話で「ありがとうございます」と正しく言っていたことです。

それまでオスタニア語で話していた相手がアーニャ相手の時だけ外国語で話していた可能性もありますが、それだとロイドが不思議に思うはずなのであの言葉は謎ですね。

 

 

 

アーニャは母を意味

「ANYA(アーニャ)」はハンガリー語で「母」を意味するため、もしかすると両親(本当の親)はハンガリーとポーランド(ロシア)の国際結婚で、誘拐される前に憶えていた言葉がハンガリー語の「アーニャ(母)」であったためそのまま他国のプロジェクトアップルの研究所で「ANYA(アーニャ)」という名前になったのかもしれません。

つまり、アーニャが話す際に使っているのはハンガリー語。文字を書く際に使っているのはポーランド語(古語)でしょう。

 

イーデン校の面接で「今のママ(ヨル)と前のママどっちが高得点だ?」と質問された時にアーニャは「ママ」と泣きました。

アーニャは前の母のことを覚えている可能性もありますが、これまで語ったことがないのは、はっきりとした記憶ではなく朧気な記憶であるためと思います。

alu.jp

 

 

 

ジークムントが名付け親?

前回登場したプロジェクト〈アップル〉の研究者と思われるジークムント・オーセンが使っていたギリシア語も「ANIA」に関連すると思ったのですが、ギリシア語は分からないのでスルーで。

 

プロジェクト〈アップル〉では「被検体007」と呼称されていたアーニャですが、研究者たちからは「アーニャ」と呼ばれていました。

もしかすると名付け親は研究員だと思われるジークムント・オーセンかもしれません。

(アーニャの両親が国際結婚と仮定した件を無視した考察です)

 

ジークムント・オーセンのモデルになったジークムント・フロイトはオーストリア帝国出身です。

オーストリア帝国は後にハンガリー王国と同君連動の『オーストリア=ハンガリー帝国』を成立させたため、ジークムント・オーセンはハンガリー語を使えると思います。

ただ、なぜアーニャに「母」を意味する名前をつけたのかは不明。

もしかすると「ANIA」は別名の頭文字をとって形成された「被検体007」以外の呼び名かも。

 

 

 

フォージャー家のスパイといえばロイドやヨルさんを思い浮かべますが、真のスパイはアーニャである可能性が高いです。

ただし、本人の意思でスパイをしているのではなくプロジェクト〈アップル〉の研究員たちがアーニャを操ってですが。

78話で「プロジェクト〈アップル〉だが、どうやら当時の研究チームの一部が今も残存している可能性が出てきた」とハンドラーが黄昏に話していました。

研究員たちがアーニャが誘拐し再び実験した結果、強化されたアーニャの能力が災いとなって国を滅ぼすのかもしれません。

もしくは研究所にいた時は装着していなかった髪飾りを外されたことによって力が解放。国を滅ぼすとか。

ボンドなどの他被検体と合成されてキメラになるパターンもあります。

 

 

実の母が登場した時アーニャは本物の家族か仮初の家族どちらを選ぶのか気になりますね。

読み切り『石に薄紅、鉄に星』では、ミ゛ーシャが本当の母のもとへと戻りました。

 

 

 

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