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ワンピース ジョイボーイは奴隷解放を目指した 世界政府は奴隷制撤廃を恐れ巨大な王国を滅ぼす【ONE PIECE】

作者:尾田栄一郎 漫画『ワンピース(ONE PIECE)』1114話 ネタバレ感想考察(本編内容引用)

「イカロスの翼」

 

 

今回掲載本誌

 

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【目次】

 

 

巨大な王国はなぜ世界政府に滅ぼされた

永遠のエネルギーを夢見て、世界を大きく未来へ進めたい一心で作った『マザーフレイム』について、「私は太陽に近づきすぎてしまった」とベガパンクは発言。

900年前に存在した『900年前にあるまじき未来都市エッグヘッドのような高度な文明を持つ王国(巨大な王国)』の民もマザーフレイムよりさらに上位の消えない炎を作って電気の代わりのインフラとして活用していたと思っています。

高度な文明を恐れた20の王国が巨大な王国を滅ぼしたのでしょう。

 

理由は、41巻で描写されているクローバー博士らオハラの考古学者の推察です。(加えて1066話のシャカの話)

クローバー博士らオハラの考古学者によれば、王国の存在と思想こそが世界政府にとって脅威ではないかと推察されていて、それを聞いた五老星がバスターコールで考古学者ごとオハラを消滅させました。

 

 

 

巨大の王国の思想とジョイボーイの物語

後の世界政府を発足した20の王国の王族達(後の天竜人)が巨大な王国を恐れていたのは科学技術の高さだけでなく思想もですので、巨大の王国の思想と空白の100年と呼ばれる『ジョイボーイの物語』について予想。

 

 

自由の国に生まれたジョイボーイ

世界政府を発足した20の王国の王族(後の天竜人)は自ら神と名乗り奴隷制によって人間や他の種族といった奴隷を人間として扱っていなかった。

 

 

天竜人が支配する国とは対照的に、巨大な王国は神など存在せず支配もなく奴隷制もない国で差別無く自由に生きようという思想を持ちながら、ベガパンクと同じように世界を豊かにしようという信念の下様々な便利なものを製作。

便利なものの例は、マザーフレイムより上位の消えない炎や、ベガパンクの仮説どおり『人の進化』を望んだ末の悪魔の実

巨大な王国を設立したのは月の民。

 

奴隷制も無く自由の巨大な王国で育った人間種のジョイボーイは他の種族や人種とも交流するべく海へと冒険に出ました。(ジョイボーイが巨大な王国の王族である可能性あり)

 

 

奴隷解放

ジョイボーイが訪れた中には後に戦う20の王国も含まれており、その国々では王族たちが他人種や他種族を奴隷として扱って迫害し支配。

それを見たジョイーボーイは「自分の国では他者を奴隷として扱っておらず、迫害もなく皆平等で自由だ」と奴隷達に教え、奴隷解放へと動き出します。

 

奴隷を自由にするべく各地を訪れたジョイボーイを敵と見なした20の王国の王族は、彼を『海賊』と呼び悪人扱いするよう奴隷達を洗脳。

しかし、ジョイボーイは解放の戦士となるべく巨大な王国が作った悪魔の実『ヒトヒトの実 幻獣種モデルニカ』(後のゴムゴムの実)を食べて太陽の神・ニカへと変身が可能になり、奴隷達はいつしかジョイボーイを太陽の神ニカと同じ『解放の戦士』と呼び信仰。

 

こうして、畏怖の対象であった20の王国の王族に対する信仰心などは失われ、奴隷達は一斉蜂起し20の王国の王族に反乱を起こします。

奴隷制が撤廃されることを恐れた20の王国の王族はジョイボーイを打倒しようとしますが、ジョイボーイや奴隷たちを守るべく巨大な王国が『解放の戦士』に加勢。さらにジョイボーイが世界各地で友好を結んだ国々が加勢し、その国々をも20の王国の王族はは『海賊』と読んだが、海賊達は面白がりジョイボーイの2つ名に『海賊王』を加えました。

友好を結んだのは魚人島、エルバフなど。バッカニア族、魚人族、人魚族、巨人族、ミンク族などいわゆる亜人種の国ですね。他にも現在の非政府加盟国のような20の王国以外でジョイボーイや巨大な王国の思想に賛同した人間の国も味方になったと思います。

 

 

受け継がれるDの意志

巨大な王国と20の王国の王族の間で繰り広げられた戦争は巨大な王国側が優勢になりますが、奴隷を人質にとられたか裏切り者が現れて巨大な王国側の劣勢へと状況が一変。

マザーフレイムに似た動力とルルシア王国を滅ぼした古代兵器を巨大な王国から盗んだ20の王国の王族は兵器で巨大な王国側を追い詰め、最終的にジョイボーイと共に巨大な王国は消滅。

ルルシア王国を消滅させた時と同じくマザーフレイムによる兵器の使用で海面が上昇し世界各地の陸も消滅。

20の王国の王族は世界政府を発足し海面上昇の影響がない高所のレッドラインに聖地マリージョアを設立。アラバスタなどの王宮が高所にあるのはリリィの助言によるもの。

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人魚の助力で方舟ノアに乗り生き残った巨大な王国の民や加勢した国の民は世界各地へと散らばりジョイボーイが成し遂げられなかった支配からの解放を目指し『ワンピース』という財宝の伝承を作りました。

つまり『ワンピース』の正体は、奴隷が解放されて身分制度などの差別が無くなった世界。皆が平等に手を取り合って生きる世界という意味で『ひとつなぎの大秘宝』と名付けた。だからラフテルにあるポーネグリフを解読しワンピースの正体を知った海賊王ゴール・D・ロジャーは笑い話にしたのでしょう。

それだけだとアレなのでラフテルに20の王国の王族の下から取り戻したマザーフレイム的な動力源を封印。ヒトヒトの実(ゴムゴムの実)を食べて覚醒した海賊王が鉄の巨人を兵器を起動しマザーフレイム的な動力源で動かし20の王国の王族が作った世界政府を打倒し奴隷を解放。世界を自由にすることを目的としているのではないでしょうか。

 

 

 

ジョイボーイや巨大な王国の民、彼らに加勢した国の民の生き残りはいつしか『Dの一族』と呼ばれると同時に世界政府からは『神の天敵』と呼ばれました。

神こと天竜人のさらにトップであるイムは神仏どころか正体は悪魔もしくは悪魔との契約者。

五老星も現在のような悪魔や妖怪、モンスターの力を使って巨大な王国と戦った可能性がありますが、ゴムゴムの実の正体であるヒトヒトの実幻獣種モデルニカの能力について「ふざけた能力だと聞いている」と1044話で発言していたので、ジョイボーイを殺害した後もしくは巨大な王国を滅亡させた後に現在の五老星が生まれたのかもしれません。

不老不死に見える五老星の寿命も我々の人間と同じ100年程という可能性もありますね。

 

 

『Dの一族』は消滅する巨大な王国から脱出する際に悪魔の実を持って世界各地へ散らばり世界政府打倒のために正体を隠しながら海賊たちへ悪魔の実を武器の1つとして宣伝。その際真の目的である支配からの解放を『空白の100年』の歴史と共に伝えてしまうと世界政府に罰せられるので『空白の100年』については明かしていません。

『Dの一族』にうまいこと乗せられた海賊たちは自然の母という海に嫌われる罰を背負いながらも自由を追い求め伝承のワンピースを手に入れることを目的として大海原へと出発。

 

 

 

また、Dの意志はエルバフの太陽信仰など世界政府から目をつけられないように偽装した形でエルバフや魚人島などの各地で語り継がれた。タイヨウの海賊団も受け継いだ団体と思われます。

空白の100年はポーネグリフにしか記されていませんが、偽装した信仰などを組み合わせると空白の100年(ジョイボーイの物語)が完成するとかありそうです。

 

 

夢の果て

ジョイボーイは解放の戦士であると同時に初代海賊王であった。

後の海賊王ゴール・D・ロジャーはラフテルへと至りワンピースを発見したが高度な文明によって作られたマザーフレイムは使えず、悪魔の実『ヒトヒトの実』を食べていないため鉄の巨人などの兵器も使えないので宝はラフテルに放置。後に『ヒトヒトの実』を食べて海賊王になった者つまり解放の戦士が現れた時のために兵器と共にそのままにしたのでしょう。

また、ロジャーの時代にはしらほしのようなポセイドンの力を持つ王(海王類が2人の王)がいないため、ワンピースなどを放置したと思われます。

 

 

シャンクスが『ゴムゴムの実』を探していたのはDの一族に実を食べさせないためですが、空白の100年の真相を知っている彼が実を食べたルフィを始末しなかったのかが不可解。

始末しなかった理由は、シャンクスもネフェルタリ・リリィと同じようにジョイボーイやDの意志という支配からの解放に賛同したからです。

 

 

そして現代。

ルフィはDの意志についてよく分かっていませんが、Dの一族かつジョイボーイと同じヒトヒトの実(ゴムゴムの実)を食べた影響でDの意志が脳に現れてたり、ゴミ山『グレイターミナル』で差別を実感したことで海賊王を目指しているのでしょう。

ベガパンクの話やポーネグリフの解読でDの意志を理解するはず。

将来的には魚人族や巨人族、バッカニア族やルナーリア族、小人族、ミンク族、月の民など様々な種族や人種同士で結婚し子どもをもうけるのが当たり前になるのかも。

巨大な王国で巨人と人間が結ばれバッカニア族が誕生した可能性もありますね。

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ということで巨大な王国の思想とは「奴隷制が無く皆平等に自由に生きること」

そして、巨大な王国国民の子孫であるDの一族は巨大な王国の思想に基づいて「奴隷制や貴族制を撤廃させるために天竜人ら世界政府を打倒する」という目標を『Dの意志』として掲げたことになります。