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【推しの子】136話 感想 ニノの本名は新野冬子(にいのふゆこ) 小説『45510』の語り手はニノ? 誰にも知られず涙を流し激怒したアイ(ルビー)に衝撃を受けるアクア

ynjn.jp

 

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次号掲載本誌(合併号の次ですので1月18日木曜日発売)

 

原作:赤坂アカ 作画:横槍メンゴ 漫画【推しの子】136話「喧嘩」 感想(本編内容引用)

 

【目次】

 

 

新野冬子

映画『15年の嘘』撮影が再開。
 
カット57 アイとニノの決別
 
『ニノ』の本名は新野冬子(にいのふゆこ)
アイの先輩であるニノ。「B小町」活動初期は人気メンバーであったが、後から加入したアイにファンを奪われていきました。
ニノだけでなくファンを奪われたのはメンバー全員で、アイを中心(頂点)とした完全なピラミッドでB小町は形成。
メンバーはアイに対して嫉妬や妬みはあったはずだが、メンバーの中でもニノは最も強く深く、そして未だにアイを憎み、そして信奉し続けています。
モノローグは映画では描写されないと思うのですが、ニノがアイに嫉妬する部分が描かれるのであれば、モノローグで語っている「現在も憎み信奉している」の部分も描かれるのでしょうか。
 
 
 

星野アイが隠していた悲しみの涙と怒り

アイとニノが並び、ファンやそのへんの人に「どっちが可愛いですか」と聞けば10人中10人が「アイ」と答えるに決めつけるニノ。(演:有馬かな・重曹ちゃん)
それに対して「そんな事無いと思うけどなー」と返す星野アイ。(演:星野ルビー)
 
 
欲しかったものを全部持っているアイを羨ましいと思いながらも、「この子は特別 自分とは違う」と気付いてしまい悔しかったニノの気持ちを理解する有馬かな。
しかし、死んだ人への憎しみや愛情を何年も持つはずがないため、ニノにとってアイは嫉妬の対象である前に信仰の対象である前に友達だったのではないかと推察。
「アンタなんて死んじゃえば良いのに!!」と言ったのも友達同士のありふれた喧嘩だったのではと。
 
アイの演技を完璧にこなしたルビーを見て去るニノを演じる有馬かな。
 
彼女が去った後の扉に向かって物を投げたアイを演じるルビー。
「嫌い 皆嫌い 私なんか悪い事した?」と涙を流し泣きながら激怒。
 
その様子を見つめる五反田監督。
ついに“本物の星野アイ”のドキュメンタリーを撮ることができて五反田監督はうれしいのでしょうね。

134話でルビーはアイの気持ちを理解したので、有馬かなから攻撃された自分の本音を基にニノから攻撃されたアイの本音を表現したのでしょう。
途中登場したアイとニノが仲良くしている画像は、小説『45510』で登場したB小町初期メンバー(高峯(たかみー)、ニノ、アイ、渡辺)が開設したブログに掲載されていたのが、メンバーの仲が良かった頃の写真と思われます。
友達同士の喧嘩として気持ちを曝け出したが、相手のアイ(ルビー)は口元に笑みを浮かべて嘘をついているため絶望し泣いたニノ(かな)。

全力でぶつかったのに相手にもされず無視されたので絶望。
ただ、それこそニノが信奉した“本物のアイ”なのですよね。

もしかするとアイがここで嘘をつかず、かなが去った後のルビーの様に気持ちをニノへ曝け出せば2人の関係も変わったのかもしれません。


アイは唯一無二の存在と信奉してるニノですので、裏では泣いていた自分の知らない本物のアイを演じたルビーに激怒してニノがルビーを殺そうとしなければいいのですが…。
 
 
 

星野ルビーと有馬かなは、星野アイとニノの様な結末を迎える?

今のところニノ(新野冬子)と同じ道を辿り、ルビーと決別した有馬かな。
彼女が「そうよ私の事なんて気にしないで良いの アイは… アンタは(ルビーは)」と言ったセリフは132話でのニノを思いださせます。
「もう気にしてないよニノちゃん」と言ったアイに扮したルビーに対して、「(本物のアイなら)私の言葉で傷ついたりしない いちいち覚えてすらいない あの子は最強で無敵のアイドル様なんだから」と言い返したニノ。
嘘で塗り固めたアイを信頼・信奉していたニノの様に、今回のかなもルビーのことを「最強で無敵のアイドル様」と思っている気がします。
 
ルビーに抱いていた嫉妬の感情は本物ですが、友達であるルビーのためにも映画を成功させようと本当の意味で悪役を演じる有馬かな。
「その結果大事な友達・星野ルビーを失うとしても」と決意してルビーに暴言を吐いていましたが、このままですと本当に2人は決別しルビーもアイの様に嘘つきになってしまう可能性があります。
 
台本にセリフは書いていますが、感情の出し方については「ニノに暴言を吐かれたアイはこういった感情を隠していた」と有馬かながルビーに教えてあげればよかったと思います。(それですと【推しの子】が盛り上がらないのでしょうが)
134話で母・星野アイがいつも泣いているただの弱い女の子だったと気付いたルビーですので、もしかすると有馬かなが自分に怒りをぶつける意図に気付いていて、有馬かなから攻撃された自分の本音を基にニノから攻撃されたアイの本音を表現したのかも。
アイとニノの様に決別するのではなく、ルビーとかなは友達として仲直りしてほしいです。
 
 
 

母・星野アイが隠していた感情を知ったアクア

母・星野アイがいつも泣いていて、ただの弱い女の子だったと気付いていなかった息子のアクア。

128話で判明した『15年の嘘』のセリフ「ごめんね 私は君を愛せない」も、アクアは理解できていない可能性があります。

 

生前のアイが五反田監督に預けた『アクア宛て』と『ルビー宛て』2枚のDVDのうち、『アクア宛て』のDVDに収録された動画でアイが実際に発したセリフ「ごめんね 私は君を愛せない」を脚本に入れるアクア。

アクアはカミキミカルの本質を見抜いたアイからの“決別の言葉”と想定しルビーも同じく決別の言葉として解釈し演じていますが、監督の考えは違うようです。

 

DVDを見たのはアクアだけですが、脚本だけを見た監督は「だけどそれは…」と決別の言葉ではないと否定。

アクアがアイを理解していなかったのであれば監督の意見の方が正しいと思います。

 

そして、母・アイの隠していた感情や想いを起こしたルビーが「ごめんね 私は君を愛せない」の本当の意味を理解し、『15年の嘘』の撮影でアイになりきったルビーに「ごめんね 私は君を愛せない」と言われたカミキ役のアクアがその言葉の本当の意味に気がついて絶望するのかも。

 
 
 

小説『45510』の語り手

小説『45510』を基にアニメOP「アイドル」の歌詞は作られています。

『45510』はB小町のメンバーが仲良くしていた頃に共同アカウントで作ったブログのパスワードになります。

高峯、ニノ、アイ、渡辺と結成メンバーの頭文字を、フリックで入力した時の数字です。

正確にはトグル入力だと思われます。

 

小説『45510』の語り手はたかみー(高峯)とめいめい(渡辺)、ニノのいずれかですが、以前の様子ではたかみーは外れですね。
小説『45510』では語り手が最後に自らを「誰よりもアイを信奉していた紛れもない信者の顔であった。」と語っていますが、アイの信者と判明したのはニノです。
 
そうすると語り手はめいめいかニノに絞られ、信者と判明したニノの可能性が高くなりますがそうとも言いきれません。
それはB小町のメンバーの多くがアイの信者になっているからです。(ニノ以外は誰が信者かは不明)
 
小説『45510』の語り手は自身の容姿を「高校生になって、成人になって、少しずつ、チャームポイントだった丸顔が、足を引っ張り始めた。童顔で売っていた筈が、ずんぐりとしたあか抜けない雰囲気へと変わっていった。」と表現しているのですが、めいめいとニノどちらも童顔のように見えます。
小説『一番星のスピカ』には丸顔のボブカットのメンバーが登場。(名前不明)
ボブカットはめいめいだけなので、小説『45510』の語り手はめいめい(渡辺)である可能性が高いです。
また、『15年の嘘』でめいめいを演じているMEMちょは童顔なので、やはり小説『45510』の語り手はめいめいだと思います。
 
 
そもそも小説『45510』はアイが亡くなってから16年後の話で、『15年の嘘』撮影時の現在はアイが亡くなってから12年後です。
アイが行ったライブ配信のアーカイブを再生したら、当時の気持ちが蘇ってきそうで。」と思いながら見た動画やブログを見た後の自らを「誰よりもアイを信奉していた紛れもない信者の顔であった。」と語っているので、語り手はアイが亡くなってからの16年間はアイの信者では無かったことになります。
そうすると現在もアイを信奉しているニノが語り手である可能性からは外れますが、今回描写された『45510』が小説『45510』の一部を漫画化させたものだとすれば小説『45510』の語り部はニノ(本名:新野冬子)である可能性もあります。
 
カミキヒカルと繋がっているニノですが、もし彼の殺人に協力しているとすれば最終的に彼女も罪に問われるはずです。
しかし、『15年の嘘』撮影時から4年経過した小説『45510』の語り部は刑務所に入っているような描写ではありませんので、小説『45510』の語り部はめいめい、もしくは罪を犯していないか裁かれなかったニノになります。
 
 

 

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